過去問は、志望校との距離を測り、11月以降に何を補えばよいかを明らかにするための教材です。9月から取り組んだ過去問をいったん並べ、点数だけでなく、間違え方や時間の使い方まで振り返ってみましょう。

チェックシート

 

過去問は「何年分やったか」より
振り返りができているか

 点数が取れない原因は、大きく「単純ミス」「知識不足」「時間配分の問題」「問題意図の読み違い」「作業の問題」の5つに分けられます。

 お子さんが「うっかりミスだった」と思っていても、同じ間違いを繰り返しているようなら、一度限りのミスではありません。「これさえ計算すれば答えが出る」と安心した瞬間に数字を取り違える。「塾で解いた問題と同じだ」と思い込み、条件を読み飛ばす。こうしたミスが起きるタイミングには、一人ひとりの癖があります。

 どこで気が緩み、何を確認しなかったのかまで見つけて、次の演習で行動を変える必要があります。

 知識不足の場合も、その問題の答えだけを覚えて終わりにしてはいけません。理科や社会なら、関連する周辺知識もまとめて確認しましょう。一方で、問題文に書かれた条件を使えば解ける問題は、知識不足ではなく、読解や条件整理の仕方に課題がある可能性があります。知識を詰め込むのではなく、重要な部分に線を引き、何を問われているかを整理する練習が必要です。

 過去問の間違い直しで、満点の答案を作る必要はありません。まずは合格者最低点を一つの目安にし、合格点を取るために必要な問題を確実に解けるようにしておきましょう。そのうえで解き直しを重ね、合格者平均点に近づけていくと考えましょう。