
課題が分かったら、次に必要なのは、残された期間の中で「解く・分析する・補う」をどう回すかという計画です。
今の結果に振り回されない
志望校の絞り方
西村則康(にしむら・のりやす)
中学受験のプロ家庭教師「名門指導会」創業者/中学受験情報局 主任相談員。40年以上難関中学受験指導をしてきたカリスマ家庭教師。これまで開成、麻布、桜蔭などの最難関中学に2500人以上を合格させてきた。著書に『中学受験成功への鍵は「親メンタル」! 「受験で勝てる子」の育て方』(日経BP)。
10月末の時点では、第1志望、第2志望、併願校の候補を、ある程度具体的にしておきたいところです。ただし、第1志望校の過去問でまだ十分な点数が取れていないからといって、すぐに志望校を変更する必要はありません。
合格可能性が30%前後でも、その後の学校別対策によって伸びる余地は残されています。過去問演習によって洗い出した課題が、対策によって改善できるものなのかをまず見極めましょう。
例えば、知識不足であれば、必要な単元を補うことで得点を伸ばせます。時間配分に問題があるなら、解く順番や見切る時間を決めることで改善できます。
一方で、何年分か解いても問題文の意図をつかめず、ほとんど手がつかない状態が続く場合は、学校との相性や今後の対策について、塾の先生などへ相談する必要があります。
原則として、12月に入ってから志望校を大きく変えるのは避けたいところです。ただし、第1志望校の問題でまったく得点の見通しが立たない場合は、12月中旬頃までを一つの目安として、塾の先生や指導者に相談しながら、志望校を再検討することも選択肢になります。
偏差値や過去問の点数だけで慌てて決めるのではなく、校風や通学条件、お子さんの希望、入試問題との相性、残された期間でできる対策を合わせて判断しましょう。
