食中毒の発生件数が一番多い月は?
「食中毒」と聞くと、梅雨から夏にかけての時期を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。実際、高温多湿の時期は細菌が増殖する条件がそろいやすく、食中毒への注意が必要です。
9月は気温がぐっと下がり朝晩は涼しくなっていきますが、日中気温はまだ高く雨も多い時期です。さらに、冬に向かって外気は下がりますが、室内は暖房により暖かく保たれます。つまり年間を通して、食中毒に対して油断はできないということです。
実際のデータを見てみると、2025年の食中毒統計資料(厚生労働省)では、食中毒が最も多い月は2月で184件、患者数は8054人です。
食中毒はサルモネラやぶどう球菌などの細菌による「細菌性食中毒」のほか、ノロウイルスなどのウイルス、アニサキスなどの寄生虫などによる食中毒もあります。2月の食中毒は、ノロウイルスなどのウイルスが原因のものが多く、細菌性食中毒」は15件です。
9月の食中毒件数は70件、患者数1133人。年間で最も多い月というわけではありませんが、9月は細菌性食中毒が多く発生しており、70件中26件です。年間で細菌性食中毒が一番多いのは8月で44件、6月が35件、7月が33件、5月が28件と続き、9月は5番目に多い月(件数)となります。
参考) 厚生労働省 食中毒統計資料 令和7年食中毒発生状況 病因物質別月別食中毒発生状況
家庭での食事で食中毒対策を意識することも重要ですが、中学受験生を持つ親御さんは「塾弁」にも気を配りたいですね。塾に行く直前に調理したものを弁当に詰めるのが理想ですが、家庭によっては、朝に調理したものを活用することがあるかもしれません。
せっかく愛情を込めて作った弁当で、わが子が体調を崩すのは避けたいところ。「塾弁の食中毒対策」を考えていきましょう。
