野口和彦 三菱総合研究所研究理事 のぐち かずひこ/1978年東京大工学部航空学科卒業後、三菱総合研究所入社。安全政策研究部長、参与を経て、05年12月より現職。専門分野はリスクマネジメント(安全工学、人間工学、危機管理)、科学技術政策。ISOリスクマネジメント関連規格日本代表委員。主な著書として『リスクマネジメント―目標達成を支援するマネジメント技術』(日本規格協会、2009年)等がある。 第187回 新たな国の形を求めて(1)アンケート調査「新豊国論」に見る日本人が考える豊かさとは何か三菱総合研究所研究理事 野口和彦 野口和彦 日本は今複数の重要な政策課題を抱えている。目指すべき社会像を明らかにするために、三菱総研では「豊かさ」を定義し意識調査を行なった。2005年と2010年(震災前)の調査を比較すると、価値観に大きな変化はないものの、将来に対する不安が高まっている姿が浮かび上がってきた。 2011年8月1日 0:00