2014.4.1 【紙・パルプ/包装】短期は値上げ寄与も、中長期的な利益成長に陰り 注目企業は王子HD、日本製紙――メリルリンチ日本証券リサーチアナリスト・桑原明貴子 日本の紙・パルプ業界は内需の成熟化と中国の生産能力拡大の影響を受け、営業利益のピーク水準が切り下がってきた。15年3月期は値上げの浸透によって営業増益が見込めるものの、中期的には内需の飽和から利益水準の切り上がりは想定し難い。