桑原明貴子 メリルリンチ日本証券リサーチアナリスト くわはら・あきこ/慶應義塾大学経済学部卒。1996年日本興業投信(現DIAM)入社。2000年2月モルガン・スタンレー証券入社。2004年より紙・包装業界の調査開始。2006年に繊維業界を調査対象に加える。2009年9月メリルリンチ日本証券入社。 第3回 【紙・パルプ/包装】短期は値上げ寄与も、中長期的な利益成長に陰り 注目企業は王子HD、日本製紙――メリルリンチ日本証券リサーチアナリスト・桑原明貴子 桑原明貴子 日本の紙・パルプ業界は内需の成熟化と中国の生産能力拡大の影響を受け、営業利益のピーク水準が切り下がってきた。15年3月期は値上げの浸透によって営業増益が見込めるものの、中期的には内需の飽和から利益水準の切り上がりは想定し難い。 2014年4月1日 0:00