世界投資へのパスポート
【第227回】 2012年8月20日公開(2013年2月6日更新)
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「世界投資へのパスポート」

著者・コラム紹介

世界投資へのパスポート

広瀬隆雄 ひろせ・たかお
三洋証券、S.G.ウォーバーグ証券(現UBS証券)、ハンブレクト&クィスト証券(現J.P.モルガン証券)を経て、2003年、投資顧問会社・コンテクスチュアル・インベストメンツLLCを設立。長年、外国株式関連業務に携わっており、特にBRICsをはじめとした新興国市場に詳しい。米国カリフォルニア州在住。

広瀬 隆雄

「iPhone5」期待でアップル株が過去最高値!
しかし、その陰にくすぶる「3つの懸念材料」とは?

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【今回のまとめ】
1.米国株式市場は引き続き堅調である
2.アップルの上げが指数上昇に貢献した
3.9月12ごろ発表見込みの「iPhone5」への期待が株価上昇の原因
4.iPhone5の発表後は材料出尽くしの売りも覚悟すること
5.携帯電話会社における加入者成長率の鈍化は懸念材料
6.中国におけるアップルの人気も以前ほどではない

アップルがけん引するNY株式市場

 先週(8月13日~17日)のニューヨーク市場の動きを見ると、ダウ工業株価平均指数が+0.5%、S&P500指数が+0.87%、ナスダック総合指数が+1.8%でした。

 このうちナスダック総合指数と&P500指数の上げが大きかったわけは、アップル(ティッカー:AAPL)の力強い上昇によるところが大きいです。ちなみにアップル株は先週、+4.3%上昇しました。

 アップルは現在、時価総額が6000億ドルを超える世界最大の株式銘柄で、ナスダック総合指数に占めるアップルの比率は約12.6%(*)、S&P500指数に占める比率は約4.6%です。

 そのアップルは、8月17日(金曜日)に$648.11と引け値ベースで過去最高値をつけています。

 ある企業の株価は、過去最高値をつけるとそこから新しい買い手が現れるケースが多いので、ごく短期的にはアップルにも引き続き強気のスタンスを維持すべきだと思います。

 では、中期的にはアップルの株価はいつまで上昇を続けるのでしょうか。それを見極めるには、まず現在の“アップルラリー”の理由を知る必要があります。

(*)ナスダック総合指数と混同してはいけない株価指数に「ナスダック100指数」という株価指数があります。ナスダック100指数はその名の通り、100銘柄から構成されている株価指数で、ETFなどの株価指数に依拠した金融商品を設計しやすくするために作られた株価指数です。
組み入れ銘柄数が少ない関係で、ナスダック100指数に占めるアップルの比率は19.2%になっています。皆さんがCFDなどを通じてナスダックの株価指数をトレードする場合、それが依拠しているのはこのナスダック100指数ですから、アップルの株価の動きにより大きく影響されることに注意が必要です。

 

【2017年5月1日更新!】

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