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神田昌典が語る『ザ・コピーライティング』
――76年読み継がれてきた言葉のバイブル

【第40回】 2008年10月30日
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ザ・コピーライティング
『ザ・コピーライティング』ジョン・ケープルズ[著]神田昌典[監訳]定価3360円(税込)

 本書は、「広告の父」デビッド・オグルヴィも学んだ伝説のバイブルである。

 いまから12年前のこと――私は毎晩、むさぼるように本書を読んでいた。

 ベッドのなかで眠気に意識を失うまで、手放さなかった。目覚めても、開かれたままのページに舞い戻った。

 それだけ本書に没頭したのは、当然だった。飛び込んでくる言葉は、通常の気の利いた言葉ではない。1語1語が、収益を生むことが科学的に検証された言葉だという。計画数値の必達にあえぐ、外資系企業の代表者であった当時の私にとってみれば、魔法のような本だった。

 「言葉が富を生む」なんてことは、ありえないように思えた。MBA課程では、マーケティングやマネジメントといった活動が利益を生むことは学んだが、単に言葉の選択で収益が何倍もの違いを生むなんていうことは、聞いたこともなかった。

 「こんなことはアメリカだからうまくいくことで、日本ではきっとうまくいかない……」

 そんな疑念を持ちながらも、私の期待は夜ごとに高まった。そして衝動を抑えることができず、日本での実践を開始した。

 結果、どれだけの効果があったのか? いまだから、告白しよう。

 それから2年が経ち、独立した私は、経営者および起業家を対象としたエクゼクティブ・コーチングを始めた。そのときに配布した案内資料の見出しは……、

 現在2956社が、この方法を実践しています。
「こんなうまい話はあるはずがない」と、ライバル会社は笑っていました。しかし売上が本当にアップし始めたとき……

 まさに著者のジョン・ケープルズが、いまから83年前に生み出した伝説のコピーだ。

 このエクゼクティブ・コーチングに参加したクライアント数は、5年間で1万人超。日本のダイレクトレスポンス・マーケティング分野における最大組織となって、大成功する企業家やベストセラー作家を続々と生み出した。自社の売上にして30億円。クライアントが生み出した売上を考えれば、おそらく500億円は下るまい。

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