世界投資へのパスポート
【第251回】 2013年2月12日公開(2017年11月30日更新)
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広瀬 隆雄

米国の「シェールブーム」で、儲かる業界はまだまだあった!

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【今回のまとめ】
1.米国の貿易収支改善は「シェールブーム」が関係している
2.シェールガスからシェールオイルへのシフトが起きている
3.「石油精製」という地味な産業に脚光が集まっている

米国の貿易赤字が予想以上に縮小している

 先週金曜日(2月8日)に発表された米国の貿易収支は、マイナス385億4000万ドルで、市場予想のマイナス460億ドルより赤字幅が小さくなりました。

 通常、米国の貿易収支は米国の景気がよいときに悪化し、不況のときに改善することが知られています。しかしこのところの貿易収支の改善は、景気そのものの動きとは明らかに無関係です。その原因は「シェールブーム」にあります。

なぜ米国の原油の輸入が減っているか?

 2012年12月の米国の原油輸入量は、1997年以来で最低の2億2000万バレルでした。原油輸入代金は先月比マイナス11%の303億ドルでした。一方、石油関連製品の輸出額は116.3億ドルと先月比プラス9%でした。つまり輸入が減って、逆に輸出が増えています。このシフトが、貿易統計全体に大きな影響を及ぼしているのです。

米国の原油の輸入が減っている理由は、米国内での「シェールオイル」の増産が関係しています。またシェールガスの供給過剰で米国内の天然ガス価格が低迷しており、石油化学製品を作る際のフィードストック(原料)として、原油ではなく天然ガスを使った方が有利だということで、原油から天然ガスへのシフトが起こっていることもその原因です。

【2018年2月1日更新!】

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