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週刊・上杉隆

「霞が関埋蔵金」は国民の財産!
中川秀直氏に聞く財宝の真実

上杉 隆 [(株)NO BORDER代表取締役]
【第10回】 2007年12月19日
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 海賊キッドの沈没船を発見――。

 先週、CNNやBBCでも流されたこのニュースは、瞬時に世界中を駆け巡った。

 17世紀末、海賊キッドこと英国人のウィリアム・キッドは、商船などを略奪していた実在の海賊である。元来は、略奪者を取り締まる側の船長だったが、スポンサーである英国貴族らの期待を裏切って海賊となる。

 最期には捕えられるキッドだが、奪ったはずの財宝の行方はいまだに不明だ。それが、さまざまな伝説を生むことになった。

 キッドは、スチーブンソンの『宝島』やエドガー・アラン・ポーの『黄金虫』のモデルにもなり、世界のどこかに略奪した財宝を埋めたという伝説が常について回っている。キッドが立ち寄ったとされる場所では、いまだに財宝探しが行われている。

 その海賊キッドの沈没船の残骸が、カリブ海のドミニカ共和国の沖合水深3メートルの所でみつかったことで、新たに人々の夢を呼び覚ました。

 古今東西、いつの世でも「宝探し」は人々を夢中にさせる。日本も例外ではない。埋蔵金伝説に魅せられた人物は数知れず、日本各地でさまざまな噂が飛び交っている。

 90年代初め、TBSは、コピーライターの糸井重里氏が江戸時代に隠されたという「徳川埋蔵金」を探すという趣旨の番組を放映し続けていた。確か、シリーズの最後には、数台の重機を使って、赤城山麓を掘り起こしていたように記憶している。いったいどれほどの制作費がかかったのだろう。見当もつかないし、壮大な無駄、あるいは愚挙といえるかもしれない。

 だが、この番組が鮮烈に記憶に残っているのはなぜだろう。それはこの種の伝説が、大の大人たちを魅了させる何かを秘めているからではないか。だからこそ、いまだに「山下財宝」やM資金などの噂は絶えず、スチーブンソンやポーも読まれ続けているのだろう。

埋蔵金の発見者は民主党か、中川議員か

 この秋、日本では新たな「埋蔵金伝説」が誕生している。場所は霞が関。その存在については、すでに肯定派と否定派の間で論争にさえなっている。

 とはいえ、今回の「埋蔵金」は土の中に埋まっているような類のものではない。また、財宝のありかについても、知悉している人物が少なくないという変わり種だ。

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上杉 隆 [(株)NO BORDER代表取締役]

株式会社NO BORDER代表取締役。社団法人自由報道協会代表。元ジャーナリスト。1968年福岡県生まれ。都留文科大学卒業。テレビ局記者、衆議院議員公設秘書、ニューヨーク・タイムズ東京支局取材記者、フリージャーナリストなどを経て現在に至る。著書に『石原慎太郎「5人の参謀」』 『田中真紀子の恩讐』 『議員秘書という仮面―彼らは何でも知っている』 『田中真紀子の正体』 『小泉の勝利 メディアの敗北』 『官邸崩壊 安倍政権迷走の一年』 『ジャーナリズム崩壊』 『宰相不在―崩壊する政治とメディアを読み解く』 『世襲議員のからくり』 『民主党政権は日本をどう変えるのか』 『政権交代の内幕』 『記者クラブ崩壊 新聞・テレビとの200日戦争』 『暴走検察』 『なぜツイッターでつぶやくと日本が変わるのか』 『上杉隆の40字で答えなさい~きわめて非教科書的な「政治と社会の教科書」~』 『結果を求めない生き方 上杉流脱力仕事術』 『小鳥と柴犬と小沢イチローと』 『永田町奇譚』(共著) 『ウィキリークス以後の日本 自由報道協会(仮)とメディア革命』 『この国の「問題点」続・上杉隆の40字で答えなさい』 『報道災害【原発編】 事実を伝えないメディアの大罪』(共著) 『放課後ゴルフ倶楽部』 『だからテレビに嫌われる』(堀江貴文との共著)  『有事対応コミュニケーション力』(共著) 『国家の恥 一億総洗脳化の真実』 『新聞・テレビはなぜ平気で「ウソ」をつくのか』 『大手メディアが隠す ニュースにならなかったあぶない真実』


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