「ビジネス書なのに、なぜか子どもたちが取り合って読んでいます」
こんな感想が寄せられているのが、2024年ベストセラーランキングビジネス書部門で4位(トーハン調べ)となった話題の書『頭のいい人だけが解ける論理的思考問題』です。論理的思考問題とは、知識や難しい計算はいっさい不要で、「考える力」のみが問われる問題を指します。小中学校の受験問題、就職試験問題、Google、Apple、Microsoftといった超一流企業の採用試験などでも出題されています。
そんな論理的思考問題を紹介している本書は、下は10歳から、上は84歳まで、いま、あらゆる世代で「面白すぎる!」と話題になっています。「家に置いていたら、先に子どもが読んで熱中していた」「ゲームばかりしている兄弟が取り合って読んでいた」などの感想が続出。この記事では、本書より一部を抜粋・編集し、「柔軟な思考ができる人」だけが解ける問題を紹介します。(初出:2024年3月28日)
先入観を捨てた発想ができるか?
やわらかい頭で考えることを妨げる最大の存在は、「先入観」です。
この問題、常識やルールなどの先入観を捨てて、真実を導けるでしょうか?
ここに2本の線香がある。
どちらもきっかり1時間で燃え尽きる。
ただし、線香の燃える速度は一定ではない。
線香の9割が10分で燃え、
残りの1割が50分かけて燃え尽きることもある。
この線香2本を使って、45分を計りたい。
どうすればいいだろう?
イラスト:ハザマチヒロ
次のページで、正解と考え方をお伝えします。