世界投資へのパスポート
【第355回】 2015年2月22日公開(2015年2月23日更新)
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「世界投資へのパスポート」

著者・コラム紹介

世界投資へのパスポート

広瀬隆雄 ひろせ・たかお
三洋証券、S.G.ウォーバーグ証券(現UBS証券)、ハンブレクト&クィスト証券(現J.P.モルガン証券)を経て、2003年、投資顧問会社・コンテクスチュアル・インベストメンツLLCを設立。長年、外国株式関連業務に携わっており、特にBRICsをはじめとした新興国市場に詳しい。米国カリフォルニア州在住。

広瀬 隆雄

ナスダック総合指数が大台、5000に迫る!
アップル、フェイスブック、ツイッター株を買え

1

【今回のまとめ】
1.ナスダック総合指数だけが過去最高値に未だ到達していない
2.しかし5,000の大台と過去最高値にあと一歩で手が届くところまで来た
3.普通、「切の良い数字」は鬼門である
4.今回はマクロ経済の過熱も無ければ政策金利面でも問題なし
5.株価収益率で見ると、バブルからは程遠い
6.アップル、フェイスブック、ツイッターで攻めること

過去最高値に肉薄するナスダック総合指数

 米国株の主要株価指数にはS&P500指数やダウ工業株価平均指数があります。それらのポピュラーな株価指数のうち、未だ過去最高値を更新できていない唯一の株価指数がナスダック総合指数です。

 ナスダック総合指数だけが新値をつけていない理由は、1990年代後半から2000年にかけて起きたドットコム・ブームが、余りにも巨大なバブルを形成したからです。ナスダック総合指数のピークは2000年3月10日で、その日のザラバ高値は5132.52、大引けベースでは5048.62でした。

 先週金曜日、ナスダック総合指数は4955.97で引けており、この過去最高値にあと3.56%のところまで肉薄しています。

 この調子で行くと、ナスダック総合指数が5000の大台に乗せるのは時間の問題だと思います。そうなった場合、「ナスダックは、バブルではないか?」という議論が蒸し返されると考えられます。

切の良い数字と株式市場

 昔から米国の投資家の間では「切の良い数字、ないし大台には気をつけろ!」ということが言われてきました。5000というのは大きな節目だし、前回のドットコム・バブルのときは、ここが天井となり、15年目の現在まで、この高値を超えられずに来ていることからも、投資家は今回の節目を意識してしまうと思います。

 それを断った上で、当時と現在では、状況が異なることを指摘したいと思います。

 まず当時のフェデラルファンズ・レートは今よりずっと高い5.85%でした。

 しかも2000年の夏にかけてこの政策金利は6.5%にまで引き上げられるのです。つまり当時の連邦準備制度理事会(FRB)は景気の過熱を抑えるのに躍起でした。

 翻って現在のフェデラルファンズ・レートを見ると0~0.25%のレンジにへばりついたままで中央銀行が緩和的スタンスを取っていることがわかります。

 当時のGDP成長率は下のグラフのようでした。高水準の成長が、定着していたことがわかります。

【2017年5月1日更新!】

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