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人を動かす 説得コミュニケーションの原則
【第3回】 2009年11月2日
著者・コラム紹介バックナンバー
福田 健 [C.N.S(株)話し方研究所会長]

若手と上司のコミュニケーションを円滑にする方法

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反対意見は問題を解決するために述べる

 「言いたいことははっきり述べよ。」

 この言葉に従って、上司に反対意見を述べたところ、嫌な顔をされた。

 「お前に何がわかる!」
と、怒られた部下もいる。

 そんなわけで、
 「思ったことは遠慮なく言ってほしい」
と年配者や上司にこのように言われても、
〈そんなこと言ったって、言えばにらまれるに決まっている〉
と、大半の人は信用しないのが現状だ。

 意見、まして反対意見など言うものではないと、大抵の人は思っている。なぜ、こうなるのか。
 
 ヴォルテールの言葉に、こんな一言がある。
 「わたしはあなたの意見に反対だ。だが、あなたがそれを言う権利は命をかけて守る」
 
 日本では、建前として通用しても、本音ではこの言葉どおりいかない、上下意識がいまもって残っていて、下は上の言うとおり従うのが当然と、思っている人たちが多いからだ。
 
 そういう人たちからすれば、下が意見を述べるのを快く思わない。自分の意見に反対されたりすれば、
 「けしからん」
 「生意気だ」
と、腹を立てる。

 反対意見は必要であり、大事であると理解している上司でも、自分の意見に反対されると、いい気持ちはしないのが正直なところだろう。

 以上のような現状が変わらない限り、コミュニケーションの風通しはよくならない。説得しても、表向きは従うけれど、内心では反発している。
 
 現状を変えるには2つのことが必要になる。

(1)上司がコミュニケーションのやりとりに、上下意識を持ち込まないように、意識改革を行なうことである。

 一段上から偉そうにものを言うのでなく、同じ目線でコミュニケーションをする。

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福田 健 [C.N.S(株)話し方研究所会長]

1983年株式会社話し研究所を設立。2004年に会長に就任。「コミュニケーション」を軸にした講座、講演を企業、官公庁を中心に行い、話し方研究所でもセミナーを開催。主な著書に、『人を動かす会話術』『上手な「聞き方・話し方」の技術』などがある。


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