世界投資へのパスポート
【第369回】 2015年6月8日公開(2015年6月8日更新)
バックナンバー 著者・コラム紹介
広瀬 隆雄

6月18日のイエレン議長の記者会見後、
市場は再度リスクオンに傾く可能性も!
この状況下で注目の急成長株5銘柄とは?

1

【今回のまとめ】
1.非農業部門雇用者数は強かった
2.平均時給の伸びが大きかった
3.6月17・18日の連邦公開市場委員会での利上げは無い
4.ただし利上げペースに関し、市場をなだめるコメントは出るかも
5.それが出れば市場はリスクオンになる
6.サイバーセキュリティ関連、バイオ関連に妙味

5月の雇用統計は強く、平均時給もアップした

 先週金曜日に発表された非農業部門雇用者数は予想22.6万人に対し28万人と強い数字でした。

 また3月の数字が3.4万人上方修正されました。

 つまり懸念されたような雇用市場の減速は起こらなかったのです。

 実際、5月(=黄色)の平均時給は8¢上昇しました。

6月17~18日のFOMCで利上げ発表の可能性は低い

 これを受けて米国10年債利回りは上昇しています。


 債券市場は、じゃぶじゃぶの流動性に慣れっこになっていたので、(ひょっとすると、そろそろ利上げかも)というムードが出ると、とたんにギクシャクします。先週の世界の株式市場は、そんな荒れ気味の債券市場に振り回されました。

 ただ6月17~18日に予定されている連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが発表される可能性は低いと思います。むしろ今回のFOMCでは「将来、仮に利上げが開始されたとしても、そのペースは毎月0.25%という速度では無く、一回0.25%引き上げたら、次のFOMCでは引上げを見送り、その次で0.25%上げるというペースになる」というメッセージが打ち出されると思います。

 別の言い方をすれば今回は2004年7月からの利上げ局面でのグラフの傾きの1/2程度の勾配(こうばい)になるのです。

 そうやって、まず市場参加者の懸念を取り除いてから、利上げに着手するわけです。

 FRBがそのことをシグナルすれば、市場参加者は歓迎すると予想されます。つまり6月18日のイエレン議長の記者会見後、市場はリスクオン(積極姿勢)に傾く可能性があるのです。

 このことから、今はまだ弱気に転じるべきではないと思います。7月までにあと一回転、取れると思います。

いま注目しているサイバー関連の急成長株2銘柄とは?

 それでは何に投資すれば良いのでしょうか? 私はハイテクやバイオなどの急成長株が好きです。

【2017年10月1日更新!】

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