世界投資へのパスポート
2015年12月14日公開(2015年12月16日更新)
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「世界投資へのパスポート」

著者・コラム紹介

世界投資へのパスポート

広瀬隆雄 ひろせ・たかお
三洋証券、S.G.ウォーバーグ証券(現UBS証券)、ハンブレクト&クィスト証券(現J.P.モルガン証券)を経て、2003年、投資顧問会社・コンテクスチュアル・インベストメンツLLCを設立。長年、外国株式関連業務に携わっており、特にBRICsをはじめとした新興国市場に詳しい。米国カリフォルニア州在住。

広瀬 隆雄

今週水曜(12月16日)のFOMC後に買う米国株は
「1月効果」の小型成長株だ!
テクニカル条件を満たす注目の5銘柄とは?

<今回のまとめ>
1.先週は中国経済減速、原油安、高利回り債への不安から米国株が売られた
2.FOMC直前に世界同時株安が無い限り、16日には利上げがある
3.売り叩かれた小型成長株を買うには12月15日前後が良い
4.タックス・ロス・セリングの反動としての「1月効果」
5.勝っても負けても1月15日までには処分せよ

中国経済の減速への不安と原油安から
先週の米国株は安かった

 先週の米国株は軟調な展開でした。ダウ工業株価平均指数は-3.27%、S&P500指数は-3.79%、ナスダック総合指数は-4.06%でした。下は特に下げがきつかったナスダック総合指数のチャートです。

 下げの理由ですが、まず中国経済の減速に対する不安が再び投資家の間で話題になっています。

 次に先週末の石油輸出国機構(OPEC)の会合で減産が発表されなかったことから原油価格が35ドル台にまで下がったことが挙げられます。原油価格の下落は米国のシェール業者の経営を圧迫しています。

 シェール業者の中には資金繰りが苦しくなっているところも出ています。そのような環境の中で高利回り債の取引がしにくくなっており、それを理由に、ある高利回り債投資信託が解約に応じることをストップし、ファンドを清算すると発表しました。

今週水曜開催の連邦公開市場委員会(FOMC)に注目

 このような相場の地合いの中で、今週水曜日にはいよいよ今年最後の連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されます。トレーダーたちは81.4%の確率で利上げがあると見ています。

 私の考えでは、FOMC直前に世界同時株安などの突発的な事態にならない限り、利上げは実行されると思います。

 利上げの直後は相場が荒れるかもしれません。しかしその場合はイエレン議長がマーケットをなだめるべく記者会見で投資家を安心させるようなメッセージを出すと予想されます。だから相場が荒れそうになっても狼狽(ろうばい)売りしないでください。

そして小型成長株にとって1年に1度の買い場が来る

 さて、みなさんは「1月効果」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

「1月効果」とは、1月に小型成長株がガンガン騰がる現象を指します。普通、その対象になるのは過去2年間の間に新規株式公開(IPO)された銘柄で、年後半にかけて大きく売られた銘柄ほどリバウンドが大きいと言われています。

 そのメカニズムを説明します。

 米国の税制では株式投資で発生した損は、その年の収入(=給与など)やキャピタルゲインと相殺することが出来ます。今年の場合、8月までは相場が堅調だった関係で、キャピタルゲインを実現した個人投資家が多いです。その後マーケットはぐずぐずした展開なので、含み損を抱えているケースもあるでしょう。

 この場合、含み損を株式の売却により確定しなければ、キャピタルゲインの一部は税金で持って行かれてしまいます。そこで実現損を出せば、少しでも税金負担を軽減できるわけです。そのような「損出し」のことをタックス・ロス・セリングと言います。

 IPOされて比較的日が浅い株の場合、個人投資家が積極的にトレーディングするので、処分の対象になりやすいです。その関係でそれらの小型成長株はとりわけこっ酷く売られる傾向があるのです。

 「1月効果」は、年末になってそのようなタックス・ロス・セリングの売り物がようやく途絶え後、薄い売り板の中を、株価が急反発する現象なのです。

「1月効果」の買いタイミングは12月15日ぐらいから

 昔は「1月効果」は受け渡しベースで新年に入ってから起こる現象でした。(だから「1月効果」と呼ばれるのです)

 しかし最近では、どうせ1月にはそれらの銘柄群は買われることが多いのだから、先回りして買っておこうという投資家が多くなり、だんだん「1月効果」のスタート時期が前にずれ始めています。12月15日前後が「1月効果」の起点と考えた方が良いです。そして小型成長株の上昇相場は1月末まで続くのですが、大部分の上昇は1月15日までに起こると言われています。

 つまり12月15日から1月15日までが、かきいれどきなのです。

業績好転を買うのではない。良い株もボロ株も上がる!

 なお「1月効果」は上に説明したような税金対策にまつわるテクニカル要因によって引き起こされる現象です。つまりファンダメンタルズ(業績)は一切、関係ないのです。だから良い株もボロ株も上がります。

 「1月効果」を見越してトレードする場合の注意は、このように内容の悪い企業の株でもワンチャンスでトレードするわけですから、利食いになればサッサと売り、思惑が外れて儲からなかった場合もぐずぐず持ち続けず直ぐに売るという決断力が必要になります。

「1月効果」が到来しそうな5つの銘柄

 さて、言葉で説明してきても、なかなか「1月効果」の起こりそうな銘柄はイメージしにくいかと思います。そこで私なりに「1月効果」が起こりそうなテクニカル条件を満たしている銘柄を列挙すれば:

・シェイクシャック(ティッカーシンボル:SHAK)
・フィットビット(ティッカーシンボル:FIT)
・サイバーアーク(ティッカーシンボル:CYBR)
・ゴープロ(ティッカーシンボル:GPRO)
・3Dシステムズ(ティッカーシンボル:DDD)

などになります。

【2017年8月1日更新!】

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