IPO株の銘柄分析&予想
2016年2月12日公開(2016年4月14日更新)
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「IPO株の銘柄分析&予想」

著者・コラム紹介

IPO株の銘柄分析&予想

ザイ・オンライン編集部

「昭栄薬品」のIPO情報総まとめ!
スケジュールから幹事証券、注目度、銘柄分析、
他の基礎化学品を扱う商社との比較や予想まで解説![2016年4月7日 情報更新]

会社名 昭栄薬品
市場・コード/業種 JASDAQスタンダード・3537/卸売業
上場日 3月16日
申込期間(BB期間) 3月1日~3月7日
おすすめ証券会社 大和証券SMBC日興証券SBI証券カブドットコム証券
フィスコ分析による
市場の注目度
★★★最高★5つ

【目次】(クリックで該当する情報へ移動します)
▼いつ申し込んで、いつ購入する?(ブックビルディング期間、上場日など)
▼どこの証券会社で申し込める?(幹事証券会社)
▼いくらで買える?(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)
▼発行株数・単元数・公開規模は?

▼どんな会社?
▼業績データ/業績コメント
▼企業の詳細情報/銘柄紹介
▼投資のポイント

 

昭栄薬品のIPOは、いつ申し込んで、いつ購入する?
(ブックビルディング期間、上場日など)

■スケジュール
仮条件提示 2月26日
ブックビルディング(抽選申込)期間 3月1日~3月7日
公開価格決定 3月8日
購入申込期間 3月9日~3月14日
払込日 3月15日
上場日 3月16日

昭栄薬品のIPOは、どこの証券会社で申し込める?
(主幹事証券会社・幹事証券会社・委託販売証券会社など)

■取り扱い証券会社(2016年3月1日時点。割当は変更になる場合があります)
証券会社名
(※青文字はクリックで詳細ページへ)
引受シェア 口座開設
大和証券(主幹事証券) 93.9
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SMBC日興証券
[最短5日で口座開設可能]
2.6
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SBI証券
[最短2日で口座開設可能]
0.9
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カブドットコム証券
[最短翌日に口座開設可能]
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三菱UFJモルガン・スタンレー証券 2.6  

昭栄薬品のIPOは、いくらで買える?
(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)

■価格情報
仮条件 1330~1350円
公募価格 1350円
初値 2001円
初値騰落率 +48.22%
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】

■レンジ予想(2016年3月2日時点)
想定仮条件レンジ
[予想PER]

倍~倍]
予想トレーディングレンジ(※)
[予想PER]
1400~2500
倍~倍]
※期間は上場後1年を想定。

昭栄薬品の発行株数・単元数・公開規模は?

■株数などに関する情報
発行済株式数(上場時)  114万8035株(予定)
公開株式数 公募20万株  売出10万株
(オーバーアロットメントによる売出4万5000株)
想定公開規模 4.2億円~4.9億円(OA含む)

昭栄薬品は油脂化学品等を扱う専門商社

 天然油脂由来の油脂化学品(オレオケミカル)を主な取扱商品とする化学品事業、家庭用洗剤等の日用品を企画販売する日用品事業、土木建設関連の薬剤を主な取扱商品とする土木建設資材事業を展開する。「化学品の原材料流通を川上から川下まで広くカバーするビジネスモデル」を構築している点が特徴で、花王<4452>が主な仕入先となっている。

 化学品を取り扱う老舗企業ということでIPOとしては人気が高まりづらい。業績面でも成長企業との評価は受けにくいだろう。ただ、公開規模が小さいため、軽量感を重視する投資家から一定の関心を集めるとみられる。

 公開規模については5億円弱となる見込み。ベンチャーキャピタル保有株が一定程度あるが、警戒する向きは限定的だろう。3/16は同時上場の企業がなく下値不安は乏しい。

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昭栄薬品の業績データ

■業績推移(単位:百万円・% )
決算期 売上高
(伸び率)
経常利益
(伸び率)
純利益
(伸び率)
2012/3 18,114(―) 250(―) 137(―)
2013/3 17,929(-1.0%) 302(20.9%) ▲ 245(
2014/3 20,123(12.2%) 311(2.7%) 107(
2015/3 17,330(-13.9%) 316(1.6%) 216(101.8%)

■連結業績推移(単位:百万円・% )
決算期 売上高(伸び率) 経常利益(伸び率) 純利益(伸び率)
2014/3 20,805(―) 341(―) 130(―)
2015/3 17,897(-14.0%) 325(-4.6%) 219(68.4%)
2016/3予 18,621(4.0%) 327(0.3%) 791(261.1%)
2015/12 3Q 13,875(―%) 272(―%) 192(―%)
予想EPS/配当 単独:-円 連結:689.00円(上場時発行済株式数で試算)/40.00円

昭栄薬品の業績コメント

 2016年3月期の業績は、売上高が前期比4.0%増の186.2億円、経常利益が同0.3%増の3.2億円と増収増益の見通しとなっている。

 足元の化学品事業においては、販売先の生産活動が概ね堅調に推移し、国内では高級アルコール及び界面活性剤の販売が増加した。また、脂肪酸の販売が堅調に推移し、国内及び海外の販売先における同社グループ取扱商品の新規採用が順調に進んだ。

 日用品事業においては、円安による原価の上昇で一部商品が廃番となる等の販売の減少要因があった一方で、洗濯槽洗剤をはじめとする既存商品の販売は堅調に推移し、また機能性インソール等の新商品の導入及び既存商品のリニューアルが順調に進んだ。

 土木建設資材事業においては、同事業の取扱商品とかかわりの深い地盤改良工事、コンクリート補修補強工事及び環境改善工事ともに工事案件が少ない中、環境関連薬剤は比較的規模の大きい環境改善工事への納入があった一方で、地盤改良工事及びコンクリート補修補強工事に使用される材料・添加剤等の販売は低調に推移した。

 なお、通期計画に対する第3四半期末時点における進捗率は、売上高138.7億円で74.5%、経常利益2.7億円で83.2%となっている。

昭栄薬品の詳細情報

■基本情報
所在地 大阪府大阪市中央区安土町1丁目5番1号
代表者名(生年月日) 代表取締役社長 藤原 佐一郎(昭和34年5月6日生)
設立 昭和35年3月17日
資本金 9602万円(平成28年2月12日現在)
従業員数 新規上場会社56人 連結会社70人(平成28年1月31日現在)
事業内容 天然油脂由来の油脂化学品(オレオケミカル)を主な取扱商品とする化学品事業、家庭用洗剤等の日用品を企画販売する日用品事業、土木建設関連の薬剤を主な取扱商品とする土木建設資材事業

■売上高構成比率(2015/3期 実績)
品目 金額 比率
化学品事業 15,937 百万円 89.1%
日用品事業 896 百万円 5.0%
土木建設資材事業 1,063 百万円 5.9%
合計 17,897 百万円 100.0%

■大株主上位10位
順位 株主名 保有株数 保有シェア
1 鐵野 磨輝男 25万2735 26.66%
2 昭栄薬品社員持株会 17万395 17.97%
3 大阪中小企業投資育成株式会社 12万2500 12.92%
4 雨森 肇 3万7205 3.92%
5 西巻 俊樹 3万5025 3.69%
6 内野 佐斗司 3万2060 3.38%
7 小林 節夫 3万 3.16%
8 山口 宏 2万8500 3.01%
9 三嶋 昭生 2万6890 2.84%
10 岩井 伸太郎 2万4000株 2.53%
合計   75万9310 80.08%

■その他情報
手取金の使途 設備投資資金に充当し、残額は借入金返済資金に充当する予定。
関係会社 昭栄祥(上海)貿易有限公司(連結子会社)化学品事業
SHOEI TRADING(THAILAND)CO.,LTD. (連結子会社)化学品事業
VC売却可能分(推定) -株(売出し・保有期間などの制限があるもの以外)
直近有償第三者割当 年月日 2010年12月15日
割当先 昭栄薬品社員持株会
発行価格 200円 ※株式分割を考慮済

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昭栄薬品の銘柄紹介

 同社グループは、同社及び子会社2社で構成。天然油脂由来の油脂化学品(オレオケミカル)を主な取扱商品とする(1)化学品事業を展開するほか、家庭用洗剤等を取り扱う(2)日用品事業、及び地盤改良やコンクリートの補修補強材料等を取り扱う(3)土木建設資材事業も手掛ける。

(1)化学品事業

 脂肪酸、脂肪アミン、脂肪アルコール及びグリセリン等のオレオケミカルを界面活性剤等の原材料として油脂メーカーから仕入れ、界面活性剤等の中間製品(1次製品、2次製品等)メーカー等に販売し、これらの中間製品メーカーが生産した界面活性剤等の化学品を、家庭用として石鹸、洗剤、シャンプー、リンス及び化粧品等の最終製品メーカーに、工業用として繊維、紙・パルプ、医薬、食品、洗浄剤、プラスティック及び塗料等の最終製品メーカーに販売する。化学品の原材料流通を川上から川下まで広くカバーするビジネスモデルを構築している点に特徴がある。

 取扱商品は、前述のオレオケミカル及びこれらを原材料とする界面活性剤のほか、界面活性剤等の原材料としてPEG、EO誘導体、PO誘導体等の石油化学品、その他の化学品として合成樹脂、溶剤・鉱油、無機化学品、顔料及び香料等を、自動車部品、家電、電子部品、日用品、FRP製品関連メーカー等に販売している。

 創業当初からの事業である同事業では、花王株式会社を主要な仕入先として事業活動を行っている。

(2)日用品事業

 化学品事業における界面活性剤に関する専門性を活用して、家庭用洗剤及び業務用洗浄剤等の商品を得意先とともに企画し、外部に生産を委託する等して、相手先ブランド(OEM)で商品を販売している。大手企業が主に高い洗浄機能に重点を置いた商品開発を行っているのに対し、同社グループは「安心・安全」をテーマにしたニッチな商品企画を得意としており、また化学品事業において日用品の原材料となる多種多様な化学品メーカーとの取引があることから、最適な原材料の調達及び生産委託先の選定を効率的かつ機動的に行うことが可能となっている。

(3)土木建設資材事業

 化学品事業における界面活性剤に関する専門性を活用し、グラウト(薬液注入)工法等の地盤改良、及びコンクリート補修補強工法に使用する材料・添加剤、並びに汚染土壌改良の環境改善薬剤等を取り扱う。個別の工事の目的に応じた工法に関する情報提供を含め、工事の現場環境に応じた適切な商品を提案する販売活動を行うほか、土木建設資材メーカーに対して原材料となる化学品の販売を行っている。

 多くの同業他社が成型品資材を取扱商品の中心としているのに対して、同社は土木建設関連の化学品(薬剤)を主たる取扱商品としている点に特徴があり、環境負荷に対する社会的関心の高まりを背景に環境影響に配慮した薬剤提案を強みとして、ゼネコン等が進める新工法開発の原材料に関する技術サポート等を通して共同で特許権を取得し、また特許実施契約を締結する等して、これら特定の工法に対する原材料の販売に優位性がある。

昭栄薬品の投資のポイント

 化学品を取り扱う老舗企業ということでIPOとしては人気が高まりづらい。業績面でも成長企業との評価は受けにくいだろう。ただ、公開規模が小さいため、軽量感を重視する投資家から一定の関心を集めるとみられる。2015年にジャスダックへ上場した10社の公開価格に対する初値上昇率は平均+138.2%で、比較的伸び悩んだ案件でもシンデン・ハイテックス<3131>が+12.2%、エスエルディー<3223>が15.3%、三機サービス<6044>が+37.1%を確保している。

 同社は、天然油脂由来の油脂化学品(オレオケミカル)を主な取扱商品とする化学品事業を中心に、日用品事業、土木建設資材事業を展開している。売上高の約89%(前期実績)を占める化学品事業では、オレオケミカル及びこれらを原材料とする界面活性剤等を、自動車部品、家電、電子部品、日用品、FRP製品関連メーカー等に販売している。「化学品の原材料流通を川上から川下まで広くカバーするビジネスモデル」を構築している点が特徴で、花王<4452>が主な仕入先となっている。

 業績面について、2016年3月期は売上高が前期比4.0%増の186.2億円、経常利益が同0.3%増の3.2億円と増収増益の見通しとなっている。なお、旧大阪工場の土地売却に係る固定資産売却益等8.2億円を特別利益に計上することから、純利益は同261.1%増の7.9億円を見込んでいる。この影響で、想定仮条件水準の今期予想PERは2倍前後となっている。

 公開規模については5億円弱となる見込み。ベンチャーキャピタル保有株が売出しに伴う放出株控除後で102,500株(上場時発行済株数の8.9%)あるが、ロックアップ(90日間、公開価格の1.5倍高以上で解除)もかかっており警戒する向きは限定的だろう。3月のIPOラッシュに向かい、投資家の銘柄選別色が強まっていくとみられるが、3/16は同時上場の企業がなく下値不安は乏しい。

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主幹事数 取扱銘柄数 ネット配分・
抽選方法
口座数
2016年 2015年 2016年 2015年
◆SBI証券
13社 8社 75社 78社 70%:1単元1票の平等抽選
30%:「IPOチャレンジ
ポイント」順に配分
365万
【ポイント】
ネット証券にもかかわらず、主幹事数、取扱銘柄数ともに大手証券会社に引けをとらない実績を誇る。特に取扱銘柄数がダントツで、ここの口座を持っていれば、大半のIPO銘柄に申し込める。個人投資家への配分の100%がネット投資家へ配分されるのも魅力。1単元1票の抽選なので、
多くの単元を申し込むほど当選確率は高くなる当選確率がアップする「IPOチャレンジポイント」は、資金量・取引量と関係なく、IPOに申し込み続ければ誰にでも貯められるのがメリットだ。
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◆SMBC日興証券
13社 24社 64社 72社 10%:1人1票の平等抽選
273万
【ポイント】
大手証券の中でもIPOには力を入れており、2016年は全83社中64社のIPO株を取り扱った。主幹事数は、2016年こそ13社に甘んじたものの、2015年は24社もの主幹事実績を持つ。2016年に大きな話題を集めた「はてな」と「JR九州」のIPOでも主幹事も務めている。
1人1単元しか申し込めないので、資金量に関係なく誰でも同じ当選確率となっているのがメリット。
SMBC日興証券の公式サイトはこちら
◆東海東京証券
5社 5社 15社 27社 10%:1単元1票の平等抽選
41万
【ポイント】
準大手証券会社の東海東京証券は、大手証券会社には届かないものの、多くのIPO銘柄を扱っており、2016年は5社で主幹事も務めた
東海東京証券への割当が2000単元未満の場合は、取引実績に応じて当選確率がアップする「IPO個人優遇ステージ」を適用した抽選となるが、その場合でも、取引実績が最低ランクの投資家に10%が配分され、その中で平等抽選が行われる
東海東京証券の公式サイトはこちら
主幹事数 取扱銘柄数 ネット配分・
抽選方法
口座数
2016年 2015年 2016年 2015年
◆カブドットコム証券【三菱UFJモルガン・スタンレー証券のグループ証券】
0社
2社※1
0社
7社※1
19社 18社 一定割合:1人1票の平等抽選
100万
【ポイント】
「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」は、毎年多くのIPO銘柄を取り扱い、2015年には7社、2016年は2社で主幹事を受け持ったが、売買手数料が高めなのがネック。しかし、同じグループ会社のネット証券「カブドットコム証券」なら、「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」が引き受けるIPO銘柄に申し込み可能(一部銘柄を除く)なうえ、売買手数料が安めなので使い勝手が良い。
複数単元を申し込んでも当選確率は変わらないので、資金量が少ない人でも不利にならない。IPO投資に特化したスマホアプリ「IPOLab」も便利。
※1「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」のIPO主幹事数。
カブドットコム証券の公式サイトはこちら
◆岡三オンライン証券【岡三証券のグループ証券】
0社
0社※2
0社
6社※2
6社 10社 10%以上:1人1票の平等抽選
90%以下:取引実績による優遇抽選
12万
【ポイント】
2016年は0社だったが、2015年には6社の主幹事実績を持つ「岡三証券」と同じグループに属するネット証券。割当の100%をネット投資家に配分するのも魅力。取引実績が多いほど優遇されるステージ制が導入されているが、全体の10%以上は取引実績によらず全員を対象とした抽選で割り振られる。買付資金は当選後に入金すればOKなので、資金余力を気にせず申し込めるのも大きなメリットだ。
※2「岡三証券」のIPO主幹事数。
岡三オンライン証券の公式サイトはこちら
※ 口座数は2016年3月末時点。

 

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