証券会社比較

「日経テレコン」「会社四季報」が閲覧できる証券会社を解説! 利用料0円ながら、紙媒体では読めない独自記事や先行情報を掲載し、記事の検索機能も充実【2024年3月22日更新】

2024年3月1日公開(2024年3月22日更新)
久保田正伸
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 株や投資信託を売買する個人投資家にとって、日々の経済ニュースのキャッチアップや各企業に関する情報収集は非常に重要。情報収集は、投資の第一歩と言っても過言ではないだろう。そこで大切になってくるのが、どのサービスやメディアを利用したら、よりコストをかけず、効率的に情報収集ができるかということ。

 そこで今回は、個人投資家に人気のある「日経テレコン」と「会社四季報」を追加料金を払うことなく利用できる証券会社を紹介しよう。

楽天証券なら「日経テレコン(楽天証券版)が利用可能!
機能限定版ながら、日本経済新聞や日経MJなどが購読できる

 まず紹介したいのが「日経テレコン」を利用できる証券会社。以前は複数の証券会社が対応していたが、現在、主要ネット証券のなかで利用できるのは楽天証券のみとなっている。

 「日経テレコン」というのは、日本経済新聞社が提供している日本最大級の会員制ビジネスデータベース。楽天証券では、この「日経テレコン」の機能限定版である「日経テレコン(楽天証券版)」が利用できる。具体的なサービス内容は以下の通り。

■日経テレコン(楽天証券版)の概要
利用できる機能
※1
ニュース 日経速報ニュースの閲覧(1週間分)
きょうの新聞 日本経済新聞、日経産業新聞、日経MJなど、5紙を掲載日別に閲覧(3日分)
記事検索 日本経済新聞、日経産業新聞、日経MJ、日経プラスワンなど6紙(過去1年分)と日経速報ニュース(1週間分)の記事検索と閲覧
閲覧ツール <パソコン>
・マーケットスピード II
※2
・マーケットスピード※2
・マーケットスピード for Mac※2
<スマートフォン>
・iSPEED for iPhone/Android
※1 配信内容は、楽天証券用にカスタマイズされたものになります。※2 ツールの利用には「国内株式(現物・信用)や外国株式(現物・信用)などの保有」「口座開設1年以内」「リアルタイム株価表示の申し込み済」などの条件をクリアする必要があります。

 「日経テレコン(楽天証券版)」を利用するには、PC用トレードツールの「マーケットスピード」「マーケットスピード II」「マーケットスピード for Mac」や、スマホアプリの「iSPEED for iPhone/Android」を使う必要がある。どれも利用料は無料だが、パソコン用のツールを利用するには「国内株式(現物・信用)や外国株式(現物・信用)などの保有」「口座開設1年以内」「リアルタイム株価表示の申し込み済」といった条件をクリアする必要がある。とはいえ、株を一株持っているだけで条件を満たせるのでハードルは低いと言えるだろう。

 楽天証券版の日経テレコンで利用できる情報のひとつが「きょうの新聞」。直近3日分の紙面が掲載日別に読める。パソコン画面だけでなく、スマホでの読みやすさも配慮されている。

 楽天証券のスマホアプリ「iSPEED」から「日経テレコン」を開き、実際に「きょうの新聞」から記事内容を表示したのが下の画面だ。

「日経テレコン(楽天証券版)」の「きょうの新聞」の記事画面楽天証券のスマホアプリ「iSPEED」で日経新聞の記事を表示。スマホアプリの小さな画面だが、シンプルで読みやすいレイアウトになっている
拡大画像表示
「日経テレコン(楽天証券版)」の「きょうの新聞」の記事画面(PDF表示)PDFで実際の紙面を表示させれば、写真や図も見られる。2本指の操作で拡大・縮小も可能
拡大画像表示

 また「記事検索」を利用すれば、最長で過去1年間まで日経各紙の記事を検索できる。媒体ごとに検索結果を絞り込むことも可能だ。

「日経テレコン(楽天証券版)」の「記事検索」の画面「iSPEED」で日経新聞の記事を表示。スマホアプリの小さな画面だが、シンプルで読みやすいレイアウトになっている
拡大画像表示
「日経テレコン(楽天証券版)」の「記事検索」の媒体の絞り込み画面「記事検索」では、日経各紙などの媒体名で記事を絞り込むことも可能
拡大画像表示

 楽天証券の口座開設とツールの利用は基本的に無料なので、迷った人はひとまず口座を開設し、「日経テレコン(楽天証券版)の使い勝手や欲しい情報が手に入るかどうかを確認してみてもいいだろう。

◆楽天証券⇒詳細情報ページへ
売買手数料(税込) 投資信託 外国株
すべて0円
※手数料コース「ゼロコース」の場合
2581本 米国、中国
、アセアン
【楽天証券のおすすめポイント】
人気のネット証券で、国内株式の現物取引と信用取引の売買手数料は完全無料(0円)! さらに単元未満株の売買手数料も0円に。株の売買コストについては、同じく売買手数料無料を打ち出したSBI証券と並んで業界最安レベルと言える。投信積立の際、楽天カード(一般カード/ゴールド/プラチナ)を使うと0.5〜1%分、楽天キャッシュを使うと0.5%分の楽天ポイントが付与されるうえ、投資信託の残高が一定の金額を超えるごとにポイントが貯まるので、長期的に積立投資を考えている人にはおすすめだ。また、取引から情報収集、入出金までできるトレードツールの元祖「マーケットスピード」が人気。ツール内で日経テレコン(楽天証券版)が利用できるのも大きなメリットだろう。投資信託数がトップクラスで、米国や中国、アセアンなどの海外株式、海外ETF、金の積立投資もできるので、幅広い資産クラスに分散投資がしやすいのも便利だ。2024年の「J.D. パワー個人資産運用顧客満足度調査<ネット証券部門>」では総合1位を受賞。
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◆【楽天証券の特徴とおすすめポイントを解説!】売買手数料が安く、初心者にもおすすめの証券会社! 取引や投資信託の保有で「楽天ポイント」を貯めよう
◆「日経テレコン」「会社四季報」が閲覧できる証券会社を解説! 利用料0円ながら、紙媒体では読めない独自記事や先行情報を掲載し、記事の検索機能も充実
【証券会社おすすめ比較】楽天証券の公式サイトはこちら
【楽天カードを活用すれば、投資しながら楽天ポイントもゲット!】
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※この表は、2024年12月8日時点の情報に自動更新されているため、記事執筆時の情報とは異なっている場合があります。

他の投資情報とくらべて、会社四季報が
多くの個人投資家に愛用されている理由とは?

 次に、会社四季報について。会社四季報が無料で読める証券会社の紹介にとどまらず、証券会社版ならではのネットを使った便利な活用法についても解説する。

 その前に、まずは会社四季報について簡単におさらいをしておこう

 そもそも会社四季報とは、上場している約4000社を、業界担当記者が独自取材で分析する企業情報誌だ。企業の基本情報をはじめ、過去の業績から未来の業績予想(2期分)までが掲載されている。年4回、四半期ごとに発売され、最新情報に更新される。個人投資家の中には、お宝銘柄の発掘に利用するなど、投資のバイブルとしている人も多い。

 ところで、証券会社で見られる企業の業績情報は、会社四季報以外にも色々あって、ここ近年急速に進化している。具体的には、業績の経年変化や予想、四半期ごとの進捗率などのグラフ表示、コンセンサス(複数のアナリストによる判断の平均値)やレーティングの表示、同業他社比較など、見やすさ・わかりやすさが向上している。

 投資情報会社が提供するこうした情報は、一見すると会社四季報より優れている点も多いように思える。では、無数にある投資情報の中で、会社四季報が秀でている点はどこにあるのだろうか?

 その答えはいくつか考えられるが、ひとつは、会社四季報が約4000社ある上場銘柄を全社カバーしており、そのすべてで2期分の独自予想まで掲載している点が挙げられる。

 多くの投資情報会社の予想は、大型株などメジャーな企業に限られ、中小型株では会社予想しか掲載してない場合が多い。「中小型株が大好き」という個人投資家が多いことを考えると、会社四季報が重宝される理由がわかるだろう。

会社四季報は、多くの証券会社のサイトやアプリを使って
無料で読むことが可能!

 多くの証券会社は、口座開設者向けに無料で会社四季報の情報を提供している。最近では、スマホアプリで会社四季報が読める証券会社も増えている

 最初に、一般的な証券会社版の会社四季報を、SBI証券のスマホアプリ「SBI証券 株アプリ」を例に紹介しよう。下が、その実際の画面だ。

SBI証券のスマホアプリ「SBI証券 株アプリ」の四季報情報SBI証券のスマホアプリ「SBI証券 株アプリ」の四季報情報。「企業概要」欄では、住所などの基本情報に加え、会社内容と業績記事、大株主や株主構成などを掲載
拡大画像表示

 上の画面のように、「企業概要」「財務状況」「資本異動」など、冊子の会社四季報に掲載されているほとんどの情報を見ることができる。

 ただし、冊子の会社四季報との違いもある。例えば、上のSBI証券のアプリのように、証券会社版の会社四季報には、株価チャートやPER、PBRといった時価の情報は掲載されていない。そうした情報は、各証券会社の公式サイトを見るとリアルタイム、もしくは当日のデータが表示されているので、四季報の欄に掲載がなくても問題はないだろう。

各証券会社で読める会社四季報を
実際に読んで比較してみた!

 先にSBI証券で読める四季報情報を紹介したが、証券会社で提供される四季報情報は各社横並びではない。そこで、各社で読める四季報情報と特徴を下の表にまとめた。

■証券会社ごとに、会社四季報の情報量や機能を比較
証券会社 情報更新 情報・機能 おすすめポイント
楽天証券 四半期ごと 企業概要:
業績・業務:
資本移動:
スマホアプリ:
会社四季報発売前に企業情報を詳細に報じる「四季報速報」が読める。「四季報速報」は、東洋経済新報社が独自に選定した主要300社を中心に年間2000本以上の記事を配信
auカブコム証券 決算情報
随時更新
企業概要:△※1
業績・業務:△※1
資本移動:×
スマホアプリ:
パソコン用ツール「カブステーション」の「四季報検索」機能が便利。四季報記事内のキーワード検索ができる
GMOクリック証券 四半期ごと 企業概要:
業績・業務:
資本移動:
スマホアプリ:×
アプリでは四季報は見られないが、過去の企業業績一覧はチェック可能
マネックス証券 四半期ごと 企業概要:
業績・業務:
資本移動:
スマホアプリ:×
企業概要、財務状況、資本移動など全情報が見やすくまとまっているが、アプリでは見られない
SBI証券 四半期ごと 企業概要:
業績・業務:
資本移動:
スマホアプリ:
「SBI証券 株アプリ」でも企業概要、財務状況、資本移動など全情報が見やすくまとまっている
SMBC日興証券 四半期ごと、
週ごと
企業概要:
業績・業務:
資本移動:
スマホアプリ:
通常の四季報情報に加え、グラフによる図解で読みやすい「会社四季報最新銘柄レポート」を毎週更新。過去の最新情報に加え、前回の四季報のコメントも掲載。スマホアプリにも対応
大和証券 四半期ごと 企業概要:
業績・業務:
資本移動:
スマホアプリ:×
四季報発売前に企業情報を詳細に報じる「四季報速報」が見られる。個別銘柄ごと、配信元ごとに区別してニュースを表示できる点も便利だ
※2023年1月14日時点。※1 簡易版を掲載。

 ただし、四季報欄で業績推移や予想が見られない証券会社でも、それらの情報自体が掲載されていないとは限らない。例えば、auカブコム証券(旧:カブドットコム証券)の場合、業績推移や予想は四季報欄には掲載がないが、別ページでロイターのコンセンサス予想を掲載している。

年4回の会社四季報の発売日より前に
四季報の記事を読む方法とは?

 会社四季報は、冊子だけでなく、WEBで読める「会社四季報ONLINE」も存在する。その最大のメリットは、「会社四季報」の発売前に最新の四季報情報が読めることだ。

 オンライン版の有料プランは、ベーシックプラン(月1100円、税込)とプレミアムプラン(月5500円、税込)の2種類。例えばベーシックプランでは、冊子の四季報情報に加え、「速報! サプライズ銘柄」の先行配信、業績予想の週1回更新、各種ランキング記事、オリジナル記事、バックナンバー1年分なども読むことができる。

 証券会社によっては、年4回の四季報情報に加えて、この有料版の一部が読めるサービスを提供している

 例えば、「会社四季報ONLINE」には、東洋経済新報社が独自に選定した主要300社を中心に、四季報の発売前に報じられる企業情報を年間2000本以上配信する「四季報速報」というサービスがある。「四季報速報」は、大和証券楽天証券に口座があれば無料でチェックが可能だ。

 「四季報速報」で配信される記事の一例として、「四季報先取り」がある。その内容は、会社四季報に掲載される記事そのままであり、直近に発売予定の記事を読めるのだ(ただし、制作過程で内容が変わる場合もある)。

会社四季報の膨大な情報の中から
必要なものだけを即座に検索できる方法とは?

 会社四季報好きの方にぜひ活用していただきたいのが、auカブコム証券のトレードツール「kabuステーション」に搭載された「四季報検索」だ。このツールを利用すれば、四季報内の文章が検索できる。

 会社四季報の記事には、【上昇】【V字回復】【増益】【上方修正】など、見出しに使用される決まり文句があり、四季報ユーザーなら注目している人も多い。「kabuステーション」なら、こういった単語を利用した記事検索が可能だ。もちろん、「SNS」「ビットコイン」「ロボット」など、今が旬の単語で検索してもいいだろう。

kabuステーション画面auカブコム証券のトレードツール「kabuステーション」には、四季報検索ツールが搭載されている。この画像は「急回復」という単語で検索したときの画面
拡大画像表示

 また、会社四季報の本文をコピーできるので、四季報の情報をデジタルデータとして自分で記録することができるのも便利だ。

 この記事検索機能は、通常は「四季報CD-ROM」(7180円、税込)を購入しなければ利用できない。「kabuステーション」の利用料は月額972円(税込)だが、「信用口座の開設」など、比較的ゆるい条件をクリアすれば無料になる。四季報愛好家には、ぜひおすすめしたいトレードツールだ。

◆auカブコム証券(旧:カブドットコム証券)⇒詳細情報ページへ
売買手数料(税込) 投資信託 外国株
10万円/日 20万円/日 50万円/日
0円
(1日定額)
0円
(1日定額)
0円
(1日定額)
1844本 米国
【auカブコム証券のおすすめポイント】
MUFGグループとKDDIグループが出資するネット証券で、SB証券や楽天証券などと並んで5大ネット証券のひとつ。日本株は、1日定額制なら1日100万円の取引まで売買手数料が無料(0円)「逆指値」や「トレーリングストップ」などの自動売買機能が充実していることも特徴のひとつ。あらかじめ設定しておけば自動的に購入や利益確定、損切りができるので、日中に値動きを見られないサラリーマン投資家には便利だ。板発注機能装備の本格派のトレードツール「kabuステーション」も人気が高い。その日盛り上がりそうな銘柄を予測する「リアルタイム株価予測」など、デイトレードでも活用できる便利な機能を備えている。投資信託だけではなく「プチ株(単元未満株)」の積立も可能。月500円から株を積み立てられるので、資金の少ない株初心者にはおすすめだ。「J.D.パワー 2024年カスタマーセンターサポート満足度調査<金融業界編>」において、ネット証券部門で2年連続第1位となった。
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auカブコム証券の特徴とおすすめポイントを解説
注)この表は2024年12月8日時点の情報に自動更新されているため、記事執筆時の情報とは異なっている場合があります。

濃い情報が毎週更新される
最強の「会社四季報最新銘柄レポート」は必見!

 最後にもうひとつ、おすすめの四季報情報を紹介しよう。SMBC日興証券で読める「会社四季報最新銘柄レポート」だ。

 この「会社四季報最新銘柄レポート」は、会社四季報と同様の誌面だが、内容はより充実している。レポートは毎週更新されており、四季報が発売される前の最新情報が掲載されている。

「会社四季報最新銘柄レポート」サンプル画像「会社四季報最新銘柄レポート」はPDFファイルで毎週更新される。冊子の四季報よりも多くの内容が盛り込まれて、さらにグラフや図版などで見やすい
拡大画像表示

 具体的に、冊子の四季報に掲載されていない情報としては、業績推移のグラフ表示、業績評価、ライバル会社比較、過去2冊分の四季報の記事、レーダーチャートによる企業評価などの情報がある。もちろん冊子の会社四季報と同様に、2期分の業績予想も掲載されている。

 SMBC日興証券の「会社四季報最新銘柄レポート」は、個別銘柄のページからチェックができる。特に、投資情報会社や証券会社のアナリストがカバーしていない中小型株を好んで投資する人にとって、この最新レポートはとても参考になるはずだ。

◆SMBC日興証券⇒詳細情報ページへ
売買手数料(1約定ごと、税込) 投資信託 外国株
10万円 20万円 50万円
137円 198円 440円 893本 米国、中国
【SMBC日興証券のおすすめポイント】
日本3大証券会社の一角を占める大手証券会社。現物株の取引や株式投資信託の購入などでdポイントが貯まるサービスも行っている。信用取引手数料が無料な点も特長で、アクティブなデイトレーダーにとっては大きなメリットだろう。一方で、大手ならではの充実したサービスも魅力。例えば、IPOの取扱数はトップクラスで主幹事証券を担当するケースも多い。100円から金額指定でも株が買えるユニークなサービス「キンカブ」なら、株式でも積立投資が可能。米国株は大手ネット証券と同レベルの手数料で、取扱銘柄数も約2400銘柄と充実している。国内外のアナリストレポートが充実している点も特長。自社レポートに加え、会社四季報最新銘柄レポートは中小型株まで網羅。米国株のニュースやレポートもあり投資をサポートしてくれる。保有、または登録した国内株式の株価をリアルタイムで見守り、投資戦略に基づいて売却タイミングを知らせる「AI株価見守りサービス」など、実戦的なツールもそろっている。
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注)この表は2024年12月8日時点の情報に自動更新されているため、記事執筆時の情報とは異なっている場合があります。※ ネット取引で売買可能な投資信託数。

複数の証券会社をフル活用し
必要な情報を無料で入手しよう

 これまで紹介してきたように、特定の証券会社に口座を開くことで、日経テレコンや四半期ごとの会社四季報を無料で利用することができる。

 さらに紙媒体で提供される記事や情報だけでなく、速報や独自情報も掲載されている上、検索機能など使い勝手も良い。「株式投資をするなら、日経新聞と四季報くらいは読まないと」と考える個人投資家には、ぜひ活用して欲しい。

 今回、紹介した証券会社はすべて口座開設が無料。情報収集のために複数の証券会社に口座を開設してもOKだ。証券会社ごとに提供される情報、サービスの違いを検討した上で、上手に自分の投資に役立てていただきたい。

■「日経テレコン」が利用できる証券会社
証券会社 おすすめポイント 公式サイト
楽天証券 機能限定版の「日経テレコン(楽天証券版)」を利用可能。過去記事の検索期間は最長1年。閲覧にはスマホアプリ「iSPEED 」やPC用ツール「マーケットスピード」「マーケットスピード II」を利用
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■「会社四季報」が読める主な証券会社
証券会社 おすすめポイント 公式サイト
楽天証券 会社四季報発売前に企業情報を詳細に報じる「四季報速報」が読める。「四季報速報」は、独自に選定した主要300社を中心に年間2000本以上の記事を配信
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auカブコム証券(旧カブドットコム証券) 決算情報は随時更新。パソコン用トレードツール「カブステーション」の「四季報検索」機能が便利。四季報記事内のキーワード検索ができる
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GMOクリック証券 スマホアプリで会社四季報は見られないが、過去の企業業績一覧はチェック可能
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マネックス証券 企業概要、財務状況、資本移動など全情報が見やすくまとまっている。スマホアプリでは閲覧不可
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SBI証券 「SBI証券 株アプリ」でも企業概要、財務状況、資本移動など全情報が見やすくまとまっている
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SMBC日興証券 毎週更新の「会社四季報最新銘柄レポート」はグラフで図解。過去の最新情報に加え、前回の四季報のコメントも読める。スマホアプリにも対応
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大和証券 四季報発売前に企業情報を詳細に報じる「四季報速報」が読める。「四季報速報」は、独自に選定した主要300社を中心に年間2000本以上の記事が配信されるサービス
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※証券や銀行の口座開設、クレジットカードの入会などを申し込む際には必ず各社のサイトをご確認ください。なお、当サイトはアフィリエイト広告を採用しており、掲載各社のサービスに申し込むとアフィリエイトプログラムによる収益を得る場合があります。
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【2024年12月6日時点】
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株式売買手数料(税込) 投資信託 外国株
1約定ごと 1日定額
10万円 20万円 50万円 50万円
◆楽天証券⇒詳細情報ページへ
すべて0円 2581本
米国、中国
、アセアン
【楽天証券のおすすめポイント】
国内株式の現物取引と信用取引の売買手数料が完全無料(0円)! 株の売買コストについては、同じく売買手数料無料を打ち出したSBI証券と並んで業界最安レベルとなった。また、投信積立のときに楽天カード(一般カード/ゴールド/プラチナ)で決済すると0.5〜1%分、楽天キャッシュで決済すると0.5%分の楽天ポイントが付与されるうえ、投資信託の残高が一定の金額を超えるごとにポイントが貯まるので、長期的に積立投資を考えている人にはおすすめだろう。貯まった楽天ポイントは、国内現物株式や投資信託の購入にも利用できる。また、取引から情報収集、入出金までできるトレードツールの元祖「マーケットスピード」が有名で、数多くのデイトレーダーも利用。ツール内では日経テレコン(楽天証券版)を利用することができるのも便利。さらに、投資信託数が2500本以上と多く、米国や中国、アセアンなどの海外株式、海外ETF、金の積立投資もできるので、長期的な分散投資がしやすいのも便利だ。2024年の「J.D. パワー個人資産運用顧客満足度調査<ネット証券部門>」では総合1位を受賞。
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◆SBI証券⇒詳細情報ページへ
すべて0円
※取引報告書などを「電子交付」に設定している場合
2547本
米国、中国、
韓国、ロシア
、アセアン
【SBI証券のおすすめポイント】
ネット証券最大手のひとつ。国内株式の売買手数料を完全無料化! 取引報告書などを電子交付するだけで、現物取引、信用取引に加え、単元未満株の売買手数料まで0円になるので、売買コストに関しては圧倒的にお得な証券会社と言える。投資信託の数が業界トップクラスなうえ100円以上1円単位で買えるので、投資初心者でも気軽に始められる。さらに、IPOの取扱い数は大手証券会社を抜いてトップPTS取引も利用可能で、一般的な取引所より有利な価格で株取引できる場合もある。海外株式は米国株、中国株のほか、アセアン株も取り扱うなど、とにかく商品の種類が豊富だ。米国株の売買手数料が最低0米ドルから取引可能になのも魅力。低コストで幅広い金融商品に投資したい人には、必須の証券会社と言えるだろう。2024年は「JCSI(日本版顧客満足度指数)調査」の「証券業種」で1位を獲得。また口座開設サポートデスクが土日も営業しているのも、初心者には嬉しいポイントだ。
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0円
(1日定額)
0円
(1日定額)
0円
(1日定額)
0円/日 1885本
米国
【松井証券のおすすめポイント】
1日定額制プランしかないものの1日の約定金額の合計が50万円以下であれば売買手数料が無料という手数料体系は非常に魅力的。また、25歳以下なら現物・信用ともに国内株の売買手数料が完全無料! 資金が少なく、複数の銘柄に分散投資する初心者の個人投資家にはおすすめだ。その使い勝手は、チャート形状で銘柄を検索できる「チャートフォリオ」を愛用している株主優待名人・桐谷さんも「初心者に特におすすめ」と太鼓判を押す。また、デイトレード限定で手数料が無料、金利・貸株料が0%になる「一日信用取引」や手数料が激安になる「一日先物取引」など、専業デイトレーダーにとって利便性の高いサービスも充実している。「J.D.パワー2024年カスタマーセンターサポート満足度調査<金融業界編>」では、ネット証券部門で1位を受賞した。
※ 株式売買手数料に1約定ごとのプランがないので、1日定額制プランを掲載。
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1約定ごと(税込) 1日定額(税込) 投資信託
※1
外国株
10万円 20万円 50万円 50万円
◆マネックス証券⇒詳細情報ページへ
99円 115円 275円 550円/日 1767本
米国、中国
【マネックス証券のおすすめポイント】
日本株の取引や銘柄分析に役立つツールが揃っているのがメリット。中でも、多彩な注文方法や板発注が可能な「マネックストレーダー」や、重要な業績を過去10期以上に渡ってグラフ表示できる「マネックス銘柄スカウター」はぜひ利用したい。「ワン株」という株を1株から売買できるサービスもあるので、株初心者はそこから始めてみるのもいいだろう。また、外国株の銘柄数の多さも魅力で、4850銘柄以上の米国株や約2650銘柄の中国株を売買できる。「dカード」や「マネックスカード」で投資信託を積み立てると最大1.1%のポイント還元。さらに、投資信託の保有金額に対し、最大0.26%分(年率)のマネックスポイントが付与されるのもお得だ。なお、2023年10月にNTTドコモと業務提携を発表しており、2024年7月からは「dカード」による投資信託のクレカ積立などのサービスが始まった。
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0円
(1日定額)
0円
(1日定額)
0円
(1日定額)
0円/日 1844本
米国
【auカブコム証券のおすすめポイント】
MUFGグループとKDDIグループが出資するネット証券で、SB証券や楽天証券などと並んで5大ネット証券のひとつ。日本株は、1日定額制なら1日100万円の取引まで売買手数料が無料(0円)!「逆指値」や「トレーリングストップ」などの自動売買機能が充実していることも特徴のひとつ。あらかじめ設定しておけば自動的に購入や利益確定、損切りができるので、日中に値動きを見られないサラリーマン投資家には便利だ。板発注機能装備の本格派のトレードツール「kabuステーション」も人気が高い。その日盛り上がりそうな銘柄を予測する「リアルタイム株価予測」など、デイトレードでも活用できる便利な機能を備えている。投資信託だけではなく「プチ株(単元未満株)」の積立も可能。月500円から株を積み立てられるので、資金の少ない株初心者にはおすすめだ。「J.D.パワー 2024年カスタマーセンターサポート満足度調査<金融業界編>」において、ネット証券部門で2年連続第1位となった。 
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