支払いや納品、回答などが遅れているときに書くのが、督促状である。
といっても、文書はやりとりに日数がかかるので、日常の取引関係の範囲内のことはたいてい、まず電話で「あれ、どうなりました?」と、口頭で催促するのが普通だ。一方、互いの信頼関係に響くような重大な遅れについては、きちんと文書で催促することで、責任を問いただしたり、のちのちのトラブルに備えることができる。状況によって、電話と文書をうまくつかい分けよう。
詫び状を書く場合の心がけ
・催促するに至った経緯がわかるようにする(すでに発行した請求書の番号を書き添えるなど)。
・その後の期限を明確にする。
・先方の単純ミスがありうる場合は、注意を促す程度の催促をして様子を見る。
・相手の対応に腹が立っていても、感情に流されず、事実のみを挙げて催促する。
・支払いの遅延などで、催促したことの証拠を残す必要が生じてきた場合は、内容証明郵便にする。
・こちらの緊迫感を伝えるなら前文は簡単に。日頃への感謝の言葉だけにしたり、「前略」で始めてもよい。
督促状でよくつかう言葉
再度ご請求させていただきましたが/電話にて再三お願い致しましたが/いまだお支払いいただいておりません/まだ到着しておりません/しかるべき措置をとらざるをえなくなりますので/至急/お調べの上/ご確認の上/よろしくご配慮くださいますよう/ご決済を賜わりますようお願い申し上げます