「ノバレーゼ」のIPO情報総まとめ！スケジュールから幹事証券、注目度、銘柄分析、他の結婚式場運営、レストラン運営企業との比較や予想まで解説！［2023年7月23日 情報更新］

会社名	ノバレーゼ
市場・コード／業種	スタンダード・9160／サービス業
上場日	6月30日
申込期間（BB期間）	6月15日～6月20日
おすすめ証券会社	SMBC日興証券、大和証券、楽天証券、松井証券、SBI証券、大和コネクト証券（旧：CONNECT）、auカブコム証券（旧：カブドットコム証券）、DMM.com証券
フィスコ分析による 市場の注目度	★★★（最高★5つ）

初値（初値騰落率）	590円（-1.67%）
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ノバレーゼが6月30日にIPO（新規上場）！

　ノバレーゼは、2023年5月26日、東京証券取引所に上場承認され、2023年6月30日にIPO（新規上場）することが決定した。

　ノバレーゼは2016年8月1日に設立された。挙式・披露宴の企画立案・運営、婚礼衣裳のレンタル・販売ならびに婚礼飲食の提供を行うブライダル事業および宴会・一般飲食(ランチ・ディナー)の提供を行うレストラン特化型事業を主な事業としている。

　同社は、20代後半から30代前半の世代を中心とした顧客層を対象と考えている。都会的な雰囲気や自然に囲まれた開放的な雰囲気等を演出するシンプルでスタイリッシュなゲストハウスを特徴として打ち出し、各種ブランドに分類して出店を行っている。

 

ノバレーゼのIPOは、いつ申し込んで、いつ購入する？
（ブックビルディング期間、上場日など）

■スケジュール
仮条件提示	6月14日
ブックビルディング（抽選申込）期間	6月15日～6月20日
売出価格決定	6月21日
購入申込期間	6月22日～6月27日
払込日	－月－日
上場日	6月30日

ノバレーゼのIPOは、どこの証券会社で申し込める？
（主幹事証券会社・幹事証券会社・委託販売証券会社など）

■取り扱い証券会社（2023年6月22日時点。割当は変更になる場合があります）
証券会社名 （※青文字はクリックで詳細ページへ）	引受シェア	口座開設
SMBC日興証券 ［最短即日で取引可能］	1.5％
大和証券 ［最短翌日に取引可能］	1.2％
楽天証券 ［最短翌日に取引可能］	0.9％
松井証券 ［最短翌日に取引可能］	0.9％
SBI証券 ［最短翌日に取引可能］	0.9％
大和コネクト証券（旧：CONNECT） ［最短3日後に取引可能］	－％
auカブコム証券（旧：カブドットコム証券） ［最短翌日に取引可能］	―％
DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止	―％
野村證券（主幹事証券）	91.3％
三菱UFJモルガン・スタンレー証券	2.2％
みずほ証券	1.2％

ノバレーゼのIPOは、いくらで買える？ 割安／割高？
（仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など）

■価格情報
想定売出価格（※1）	570円
仮条件 ［予想PER（※2）］	550～600円 ［7.4倍～8.1倍］
売出価格	600円
初値	590円
初値騰落率	-1.67%
予想トレーディングレンジ（※3）	400～1500円
最新チャート	【クリックで最新チャートへ】
※1 有価証券届出書提出時。※2 予想EPS＝今期（IPO時）予想純利益÷上場時発行済株式数、から計算したもの。※3 期間は上場後1年を想定。

■類似会社4社の予想PER（2023年6月12日終値の株価と会社側予想から計算）
会社名 ※クリックで最新チャートへ	予想PER
【4社平均】	20.6倍
エスクリ<2196>	49.7倍(連)
アイ・ケイ・ケイ<2198>	12.7倍(連)
ツカダGHD <2418>	7.8倍(連)
T&Gニーズ <4331>	12.3倍(連)

 予想EPSから割り出した仮条件の予想PERと、類似会社4社の平均PERと比較すると、本銘柄の公開価格は類似会社より割安と判断できる。

ノバレーゼの発行株数・単元数・公開規模は？

■株数などに関する情報
発行済株式数（上場時）	2500万株（予定）
公開株式数	公募－株  売出1088万1500株 （オーバーアロットメントによる売出163万2200株）
想定公開規模（※1）	71.3億円（OA含む）
※1 有価証券届出書提出時における想定発行価格で計算。

ノバレーゼは結婚式場、レストランなどを運営

　ブライダル事業が主力。挙式・披露宴に関するさまざまなアイテムを用意し、オーダーメード型挙式を通じて「オリジナル感」を演出するとともに、1会場1バンケットを基本として、挙式・披露宴会場を貸し切ることにより新郎新婦をはじめとして参列者に対して、「プライベート感」を演出する「ゲストハウス・ウエディング」を提供している。ブランドはモノリス、アマンダンなど。

　しっかりした初値形成となりそうだ。再上場案件、スタンダード上場、ファンドの売出案件というイメージから人気化するイメージは持ちづらい。ただ、株価バリュエーションは類似企業のクラウディアHD<3607>やテイクアンドギヴ・ニーズ<4331>と比較すればやや割安感もある。

　公開規模は70億円台後半が見込まれている。公開規模が大きく個人投資家以外の参加姿勢が初値を左右すると見られるため、価格決定経緯や海外販売比率がどの程度になるか注目したい。

◆「ノバレーゼ」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
SMBC日興証券［最短即日で取引可能］
大和証券［最短翌日に取引可能］
楽天証券［最短翌日に取引可能］
松井証券［最短翌日に取引可能］
SBI証券［最短翌日に取引可能］
大和コネクト証券（旧：CONNECT）［最短3日後に取引可能］
auカブコム証券（旧：カブドットコム証券）［最短翌日に取引可能］
DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
⇒IPOで比較した証券会社ランキングはこちら！

ノバレーゼの業績データ

■業績推移（単位：百万円・％ ）
決算期	売上高 （伸び率）	経常損益 （伸び率）	純損益 （伸び率）
2019/12	15,904 （―）	1,035 （―）	378 （―）
2020/12	6,505 （-59.1%）	▲ 3,248 （―）	▲ 4,258 （―）
2021/12	10,139 （55.9%）	▲ 482 （―）	▲ 436 （―）
2022/12	15,429 （52.2%）	1,196 （―）	446 （―）

■連結業績推移（単位：百万円・％ ）
決算期	売上収益 （伸び率）	税引前損益 （伸び率）	当期損益 （伸び率）
2019/12	17,405 （―）	1,734 （―）	1,313 （―）
2020/12	7,334 （-57.9%）	▲ 4,326 （―）	▲ 2,947 （―）
2021/12	11,191 （52.6%）	539 （―）	374 （―）
2022/12	17,222 （53.9%）	2,485 （360.9%）	1,656 （343.0%）
2023/12予	20,114 （16.8%）	2,777 （11.7%）	1,860 （12.3%）
2023/3 1Q	3,330 （―）	▲ 480 （―）	▲ 323 （―）
予想EPS（※） ／配当	単独：-円 連結：74.40円／-円
※ 予想EPSは「今期（IPO時）予想純利益÷上場時発行済株式数」で計算したもの。

ノバレーゼの業績コメント

　2023年12月期の業績は、売上収益が前期比16.8％増の201.4億円、税引前損益が同11.7％増の27.7億円と増収増益の見通しとなっている。

　足元では、2020 年以降新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響があったが、同社の行うビジネススタイルは「貸切型婚礼施設(ゲストハウス)」であり、基本的には１チャペル１バンケットの完全貸切スタイルであることから、施設内において新郎新婦の関係者以外の人との接触リスクを避けることができる優位性が、with コロナの時代にあっても強みになると考えられる。

　重点施策の一つである新規出店については、宮崎県初進出となる婚礼施設「アマンダンブルー青島」（宮崎県宮崎市）を2023年４月に開業する。また、沖縄県初進出となる婚礼施設「KIRANAH RESORT（キラナリゾート）沖縄 サザンチャペル」（沖縄県島尻郡八重瀬町）を、2023年７月に開業する。ブライダル事業における婚礼プロデュース部門の新規来館数は回復傾向にあり、好調に推移している。

ノバレーゼの詳細情報

■基本情報
所在地	東京都中央区銀座一丁目8番14号
代表者名（生年月日）	代表取締役社長 荻野 洋基（昭和54年8月2日生）
設立	平成28年8月1日
資本金	1億円（令和5年5月26日現在）
従業員数	新規上場会社798人 連結会社1080人（令和5年4月30日現在）
事業内容	結婚式場の運営、レストラン運営

■売上収益構成比率（2022/12期 実績）
品目	金額	比率
ブライダル事業	16,582 百万円	96.3％
レストラン特化型事業	640 百万円	3.7％
合計	17,222 百万円	100.0％

■大株主上位2位
順位	株主名	保有株数	保有シェア
1	ポラリス第三号投資事業有限責任組合	1879万8200株	75.19％
2	Tiara CG Private Equity Fund 2013,L.P.	620万1800株	24.81％
合計		2500万株	100.00％

■その他情報
手取金の使途	－
関係会社	株式会社タイムレス (連結子会社) ギフト販売、婚礼準備支援システム販売等 株式会社MARRY MARBLE (連結子会社) 婚礼演出映像制作 婚礼写真アルバム制作等 株式会社花乃店千樹園 (連結子会社) 婚礼装花制作 他、連結子会社6社、持分法適用関連会社2社
VC売却可能分（推定）	－株（売出し・保有期間などの制限があるもの以外）
直近有償第三者割当	年月日	2020年７月31日
	割当先	ポラリス第三号投資事業有限責任組合、Tiara CG Private Equity Fund 2013,L.P
	発行価格	250円 ※株式分割を考慮済み

◆「ノバレーゼ」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
SMBC日興証券［最短即日で取引可能］
大和証券［最短翌日に取引可能］
楽天証券［最短翌日に取引可能］
松井証券［最短翌日に取引可能］
SBI証券［最短翌日に取引可能］
大和コネクト証券（旧：CONNECT）［最短3日後に取引可能］
auカブコム証券（旧：カブドットコム証券）［最短翌日に取引可能］
DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
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ノバレーゼの銘柄紹介

 同社グループは、同社（株式会社ノバレーゼ）および子会社９社、持分法適用関連会社２社により構成されており、挙式・披露宴の企画立案・運営、婚礼衣裳のレンタル・販売ならびに婚礼飲食の提供を行うブライダル事業および宴会・一般飲食(ランチ・ディナー)の提供を行うレストラン特化型事業を主な事業としている。

①.ブライダル事業
a.婚礼プロデュース部門

　婚礼プロデュース部門は挙式・披露宴に関するさまざまなアイテムを用意し、オーダーメード型挙式を通じて「オリジナル感」を演出するとともに、１会場１バンケットを基本として、挙式・披露宴会場を貸し切ることにより新郎新婦をはじめとして参列される顧客に対して、「プライベート感」を演出する「ゲストハウス・ウエディング」を提供している。

b.婚礼衣裳部門

　同社は設立当初からドレスショップを運営し、婚礼衣裳部門の独自ブランド確立に努めている。「NOVARESE（ノバレーゼ）」と「ecruspose（エクリュスポーゼ）」という2つのブランドでドレスショップを展開し、パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨークなど世界中からドレスを買付け、ウエディングドレスやタキシード、和装のレンタル・販売を行っている。トレンドを取り入れたハイクオリティなラインアップを揃えていることも特徴である。

c.レストラン部門

　婚礼会場では、結婚式や宴会飲食のほか、平日にはレストラン営業も行っている。婚礼・宴会の料理・飲料の提供にとどまらず、二次会や宴会の総合的なプランニングおよびアドバイスも行っている。

②レストラン特化型事業

　ブライダル事業とは別に、高級店からカジュアルレストランまで幅広い顧客に飲食を提供している。料理の質ならびにサービスレベルの維持と向上を通じて、ブライダル事業のレストラン部門における全体レベルの底上げにも貢献している。懐石、鉄板焼等の本格的な和食からカジュアルな創作和食まで楽しめるジャパニーズダイニングの『SHARI（シャリ）』ブランドは、四季折々の食材を活かし、手間と時間をかけて生み出される和食と鉄板焼を供する『SHARI赤坂』(東京都港区)や、彩り鮮やかなロール寿司をはじめ、カジュアルに海鮮料理を嗜めることができる『SHARI THE TOKYOSUSHI BAR』(東京都中央区)など、都内に３店舗を展開している。

ノバレーゼの投資のポイント

　再上場案件、スタンダード上場、ファンドの売出案件というイメージから人気化するイメージは持ちづらい。公開規模も大きく個人投資家以外の参加姿勢が初値を左右すると見られるため、価格決定経緯や海外販売比率がどの程度になるか注目したい。ただ、株価バリュエーションは類似企業のクラウディアHD<3607>やテイクアンドギヴ・ニーズ<4331>と比較すればやや割安感もある。

　2000年に挙式・披露宴に関する企画・運営ならびにサービスの提供を目的として、 (株)ワーカホリック（旧ノバレーゼ）を設立。2006年に東証マザーズへ上場、2010年には東証1部へ上場となるが、2016年に設立されたNAPホールディングス(株)（同社）による公開買い付け実施で上場廃止。2017年に旧ノバレーゼを吸収合併し、現社名へ商号変更した。挙式・披露宴の企画立案・運営、婚礼衣裳のレンタル・販売ならびに婚礼飲食の提供を行うブライダル事業および宴会・一般飲食(ランチ・ディナー)の提供を行うレストラン特化型事業を主な事業としている。

　ブライダル事業では、婚礼プロデュース部門（2022年12月期売上収益の47.0％）、婚礼衣装部門（同21.1％）、レストラン部門（同28.1％）を展開する。婚礼プロデュース部門は挙式・披露宴に関するさまざまなアイテムを用意し、オーダーメード型挙式を通じて「オリジナル感」を演出するとともに、1会場1バンケットを基本として、挙式・披露宴会場を貸し切ることにより新郎新婦をはじめとして参列者に対して、「プライベート感」を演出する「ゲストハウス・ウエディング」を提供している。ブランドはモノリス（都市型ゲストハウス）、アマンダン（郊外型ゲストハウス）など。

　レストラン特化型事業（同3.7％）は、ブライダル事業とは別に、高級店からカジュアルレストランまで幅広い顧客に飲食を提供している。2022年12月期における施行組数は婚礼プロデュース部門で4660組、婚礼衣装部門で5370組（自社施行4561組、他社施行809組）。

　2023年12月期の業績は、売上収益が前期比16.8％増の201.4億円、税引前損益が同11.7％増の27.7億円と増収増益の見通し。2020 年以降新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響があったが、足元ではブライダル事業における婚礼プロデュース部門の新規来館数は回復傾向にあり、好調に推移している。

　公開規模は70億円台後半が見込まれている。公開規模が大きく個人投資家以外の参加姿勢が初値を左右すると見られるため、価格決定経緯や海外販売比率がどの程度になるか注目したい。また6/30はクラダシ<5884>、ジーデップ・アドバンス<5885>が同日上場となるため、初値買い資金分散の影響を考慮する必要があるだろう。

⇒クラダシ<5884>のIPO情報はこちら！　
⇒ジーデップ・アドバンス<5885>のIPO情報はこちら！

◆「ノバレーゼ」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
SMBC日興証券［最短即日で取引可能］
大和証券［最短翌日に取引可能］
楽天証券［最短翌日に取引可能］
松井証券［最短翌日に取引可能］
SBI証券［最短翌日に取引可能］
大和コネクト証券（旧：CONNECT）［最短3日後に取引可能］
auカブコム証券（旧：カブドットコム証券）［最短翌日に取引可能］
DMM.com証券
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