IPO株の銘柄分析&予想

「クラダシ」のIPO情報総まとめ!スケジュールから幹事証券、注目度、銘柄分析、他のフードロス削減のマッチングビジネス企業との比較や予想まで解説![2023年7月23日 情報更新]

2023年5月26日公開(2023年7月23日更新)
ザイ・オンライン編集部
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会社名 クラダシ
市場・コード/業種 グロース・5884/小売業
上場日 6月30日
申込期間(BB期間) 6月15日~6月21日
おすすめ証券会社 大和証券SMBC日興証券SBI証券松井証券マネックス証券楽天証券大和コネクト証券(旧:CONNECT)DMM.com証券
フィスコ分析による
市場の注目度
★★★最高★5つ
初値(初値騰落率) 800円(+53.85%)
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】

その他のIPO銘柄の情報はこちら!

クラダシが6月30日にIPO(新規上場)!

「クラダシ」の公式サイトより

 クラダシは、2023年5月26日、東京証券取引所に上場承認され、2023年6月30日にIPO(新規上場)することが決定した。

 クラダシは2014年7月7日に設立された。「Kuradashi」運営事業では、ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」を通じた、フードロス削減のためのマッチングビジネスを行っている。インターネットを活用することで、フードロス商材を顧客に届けることを実現した。売上金の一部を社会貢献団体へ寄付するビジネスモデルにより、社会貢献活動の活性化を図っている。

【目次】(クリックで該当する情報へ移動します)
▼いつ申し込んで、いつ購入する?(ブックビルディング期間、上場日など)
▼どこの証券会社で申し込める?(幹事証券会社)
▼いくらで買える?(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)
▼発行株数・単元数・公開規模は?

▼どんな会社?
▼業績データ/業績コメント
▼企業の詳細情報/銘柄紹介
▼投資のポイント

 

クラダシのIPOは、いつ申し込んで、いつ購入する?
(ブックビルディング期間、上場日など)

■スケジュール
仮条件提示 6月13
ブックビルディング(抽選申込)期間 6月15日~6月21日
公開価格決定 6月22日
購入申込期間 6月23日~6月28日
払込日 6月29日
上場日 6月30日

クラダシのIPOは、どこの証券会社で申し込める?
(主幹事証券会社・幹事証券会社・委託販売証券会社など)

■取り扱い証券会社(2023年6月23日時点。割当は変更になる場合があります)
証券会社名
(※青文字はクリックで詳細ページへ)
引受シェア 口座開設
大和証券(主幹事証券)
[最短翌日に取引可能]
91.3
公式サイトはこちら!
SMBC日興証券
[最短即日で取引可能]
2.2
公式サイトはこちら!
SBI証券
[最短翌日に取引可能]
0.9
公式サイトはこちら!
松井証券
[最短翌日に取引可能]
0.4
公式サイトはこちら!
マネックス証券
[最短翌日に取引可能]
0.4%
公式サイトはこちら!
楽天証券
[最短翌日に取引可能]
0.4%
公式サイトはこちら!
大和コネクト証券(旧:CONNECT)
[最短3日後に取引可能]
公式サイトはこちら!
DMM.com証券
※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
みずほ証券 2.2  
野村證券 1.7  
東洋証券 0.4%  

クラダシのIPOは、いくらで買える? 割安/割高?
(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)

■価格情報
想定発行価格(※1) 500
仮条件
[予想PER(※2)
500~520円
倍~倍]
公募価格 520円
初値 800円
初値騰落率 +53.85%
予想トレーディングレンジ(※3) 400~2000
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】
※1 有価証券届出書提出時。※2 予想EPS=今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数、から計算したもの。※3 期間は上場後1年を想定。
■類似会社4社の予想PER(2023年6月12日終値の株価と会社側予想から計算)
会社名 ※クリックで最新チャートへ 予想PER
【4社平均】 11.5倍
ジェーソン<3080> 10.0倍(連)
オイラ大地<3182> 21.7倍(連)
MrMaxHD <8203> 8.1倍(連)
マキヤ <9890> 6.0倍(連)

 予想EPSから割り出した仮条件の予想PERと、類似会社4社の平均PERと比較すると、本銘柄の公開価格は赤字予想のため割安度を比較できない

クラダシの発行株数・単元数・公開規模は?

■株数などに関する情報
発行済株式数(上場時) 1076万3358株(予定)
公開株式数 公募115万株  売出215万株
(オーバーアロットメントによる売出49万5000株)
想定公開規模(※1) 19.0億円(OA含む)
※1 有価証券届出書提出時における想定発行価格で計算。

クラダシはフードロス削減のためのマッチングビジネスを展開

 ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」を通じたフードロス削減のためのマッチングビジネスである「Kuradashi」運営事業を展開している。さまざまな理由で廃棄予定となっている商品をパートナー企業(サプライヤー)から安価で買い取り、ウェブサイト・アプリ上で消費者(会員)に向けて販売している。また、売上金の一部を社会貢献団体へ寄付するビジネスモデルにより、社会貢献活動の活性化を図っている。

 社会貢献を意識したユニークなビジネスモデルは注目されそうだが、前期に続き今期も広告宣伝費の投入で赤字業績見込みとなっており、投資家の参加意欲は地合いに左右されそうだ。

 公開規模は約20億円でやや荷もたれ感がある。6/30は3社同日上場予定となっていることから、現時点では需給面を懸念する投資家も多いだろう。

◆「クラダシ」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
大和証券[最短翌日に取引可能]
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SMBC日興証券[最短即日で取引可能]
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SBI証券[最短翌日に取引可能]
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松井証券[最短翌日に取引可能]
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楽天証券[最短翌日に取引可能]
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大和コネクト証券(旧:CONNECT)[最短3日後に取引可能]
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DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
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クラダシの業績データ

■業績推移(単位:百万円・% )
決算期 売上高
(伸び率)
経常損益
(伸び率)
純損益
(伸び率)
2019/6 531
(―)
12
(―)
5
(―)
2020/6 566
(6.5%)
18
48.1%
5
8.3%
2021/6 1,263
(123.1%)
60
226.4%
34
500.6%
2022/6 2,073
(64.1%)
▲ 74
▲ 80
2023/6予 3,004
(44.9%)
▲ 170
▲ 170
2023/3 3Q 2,224
(―)
▲ 126
(―)
▲ 126
(―)
予想EPS(※)
/配当
単独:-円/0.00円
※予想EPSは「今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数」で計算したもの。

クラダシの業績コメント

 2023年6月期の業績は、売上高が前期比44.9%増の30.0億円、経常損失が1.7億円の見通しとなっている。

 足元では、同社の経営環境は食品のEC市場の動向に影響を受けているが、当該市場は新型コロナウイルス感染症の感染拡大によって変化した新しいライフスタイルやワークスタイルにより当該市場への需要が高まり、成長が続いている。今後においてもEC化の流れは続くと予想されることから、食品のEC市場は非常に高い成長ポテンシャルがあると考えられる。

 このような状況のもと、新型コロナウイルス感染症によるライフスタイルの変化に加え、地方自治体との提携・マスメディア向けのイベント等の広報活動、会員のアクティブ率向上施策として、会員限定クーポンの発行、メールマガジン・SNS等を利用した販促活動により、同社のソーシャルグッドなビジネスモデルに共感するエシカル志向のユーザーへの認知度・利用率が高まり、第3四半期会計期間末(2023年3月31日)の累計会員数は、前事業年度末の36万2587名から46万2879名に増加し、月間UUは、前事業年度末の2万719名から2万4622名に増加した。また、同社に商品を納品する累計パートナー企業数は、前事業年度末の1054社から1319社に増加し、より魅力的な商品ラインナップへの拡充が図られている。

 更なるユーザー体験の改善を図るためのシステム及びアプリへの開発投資や、業容拡大に耐えうる強固な事業基盤の構築・新規事業への拡大のための積極的な人材登用、また、SNSを利用した広告宣伝活動への投資を継続的に行っている。

クラダシの詳細情報

■基本情報
所在地 東京都品川区上大崎三丁目2番1号
代表者名(生年月日) 代表取締役社長 関藤 竜也(昭和46年5月17日生)
設立 平成26年7月7日
資本金 3500万円(令和5年5月26日現在)
従業員数 40人(令和5年4月30日現在)
事業内容 ソーシャルグッドマーケット『Kuradashi』の企画・制作・運営
■売上高構成比率(2022/6期 実績)
品目 金額 比率
「Kuradashi」運営事業 2,073 百万円 100.0%
合計 2,073 百万円 100.0%
■大株主上位10位
順位 株主名 保有株数 保有シェア
1 合同会社Social Good 733万株 76.25%
2 ACTWELL合同会社 86万株 8.95%
3 新生ベンチャーパートナーズ2号投資事業有限責任組合 37万8214株 3.93%
4 HAKUHODO DY FUTURE DESIGN FUND投資事業有限責任組合 30万2572株 3.15%
5 髙杉 慧 26万株 2.70
6 ロート製薬株式会社 15万1286株 1.57%
7 徳山 耕平 9万株 0.94%
7 大沢 亮  9万株 0.94%
9 池森ベンチャーサポート合同会社 7万5643株 0.79%
9 SGインキュベート第1号投資事業有限責任組合 7万5643株 0.79%
合計   961万3358株 100.00%
■その他情報
手取金の使途 UI/UX開発、システム開発費として充当。
関係会社
VC売却可能分(推定) -社 -株(売出し・保有期間などの制限があるもの以外)
直近有償第三者割当 年月日 2022年6月28日
割当先 SGインキュベート第1号投資事業有限責任組合
発行価格 661円
◆「クラダシ」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
大和証券[最短翌日に取引可能]
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SMBC日興証券[最短即日で取引可能]
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SBI証券[最短翌日に取引可能]
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松井証券[最短翌日に取引可能]
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マネックス証券[最短翌日に取引可能]
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楽天証券[最短翌日に取引可能]
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大和コネクト証券(旧:CONNECT)[最短3日後に取引可能]
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DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
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クラダシの銘柄紹介

 同社は「ソーシャルグッドカンパニーでありつづける」というミッションのもと、世の中に山積する課題を解決するために社会性、環境性、経済性を同時にかなえるビジネスの実現を目指している。その主たる事業内容は、「Kuradashi」運営事業である。

 具体的には、ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」を通じた、フードロス削減のためのマッチングビジネスであり、インターネットを活用することで、フードロス商材を顧客に届けることを実現しました。売上金の一部を社会貢献団体へ寄付するビジネスモデルにより、社会貢献活動の活性化を図っている。

①ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」

 同社は、「3分の1ルール」に抵触した商品、季節商品、終売商品、賞味期限切迫商品、滞留商品など、様々な理由で販路を失いブランドイメージ保護及び市場価格保護のために廃棄される商品を買い取り、迅速に消費者に販売することで、廃棄物(フードロスなど)の発生を大幅に削減する仕組みであるソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」を運営している。

 様々な理由で廃棄予定となっている商品をサプライヤー(以下、「パートナー企業」という。)から安価で買い取り、当商品を同社ウェブサイト又は同社アプリ上で販売しており、会員に廉価で提供することを実現している。「Kuradashi」の利用のためには会員登録が必須であり、その登録が完了した消費者を「会員」と呼称している。

 取引形態は在庫型とマーケットプレイス型の2種類に分類される。契約形態は売買契約である点、「Kuradashi」での販売価格は同社が決定する点、掲載業務及びカスタマーサポート業務は同社が行う点は両者共通であるが、在庫型は同社がパートナー企業から仕入れ同社倉庫へ一括納入してもらったうえで「Kuradashi」へ掲載・販売し、会員から受注した分を同社倉庫から会員へ配送する取引形態である一方、マーケットプレイス型は、先に「Kuradashi」へ掲載・販売し、会員から受注した分だけを同社からパートナー企業へ発注・仕入し、パートナー企業から会員へ直接配送する取引形態である。

②Kuradashi Hub

 同社は、「Kuradashi」事業の認知拡大及び実店舗にて集客した顧客を「Kuradashi」に誘導することを主目的として商業施設にて期間限定のポップアップストアの運営や、「Kuradashi」特設ブースを設置した小売店への商品提供など、オンラインとオフラインをつなぎ会員の商品の認知から比較・検討、購入後のアフターサポートに至る一連の体験価値の向上を図っている。

③Kuradashi Stores

 同社は、ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」の運営で獲得したエシカル消費に感度の高い会員に向け、パートナー企業のブランディングを支援するサービス「ブランドスタジオサービス」を運営している。同社は、「Kuradashi」サイト上の「くらだしマガジン」ページに、パートナー企業のフードロスやSDGsに対する取り組みに焦点を当てた記事を執筆・公開し、同時にメールマガジンの配信やキャンペーン、公開している記事のバナーを「Kuradashi」に掲載することで、単純な販促目的だけではなく、パートナー企業のブランド価値の向上をサポートするサービスを提供している。また、「Kuradashi Partner Page」及び「Kuradashi Analytics」を月額のサブスクリプションモデルとして提供を開始している。

クラダシの投資のポイント

 社会貢献を意識したユニークなビジネスモデルは注目されそうだが、前期に続き今期も広告宣伝費の投入で赤字業績見込みとなっており、投資家の参加意欲は地合いに左右されそうだ。

 ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」を通じたフードロス削減のためのマッチングビジネスである「Kuradashi」運営事業を展開している。食品業界の流通構造において、「3分の1ルール」「規格外品」「季節品・終売品」やその他の理由により、消費可能な状態の食品が返品・廃棄されることで日本では年間522万トンのフードロスが発生しているという。

 同社ではさまざまな理由で廃棄予定となっている商品をパートナー企業(サプライヤー)から安価で買い取り、ウェブサイト・アプリ上で消費者(会員)に向けて販売している。また、売上金の一部を社会貢献団体へ寄付するビジネスモデルにより、社会貢献活動の活性化を図っている。同社の販売活動は、通常ルートである1次流通、中古販売である2次流通に対して、新品にもかかわらず、さまざまな理由で流通過程で廃棄されてしまう商品を1.5次流通させることにより、廃棄コスト削減と同時にCSR(企業の社会的責任)、CSV(共通価値の創造)、SDGs(持続可能な開発目標)、ESG(環境、社会、ガバナンスを考慮した投資活動や経営・事業活動)などの観点からもパートナー企業(サプライヤー)の企業価値向上につながるサーキュラーエコノミーを実現している。

 2023年3月末時点の累計会員数は46.2万人、累計パートナー企業数は1,319社。また、2023年1-3月期の月間UUは2.4万人、月間UU1人当たりの平均購入金額は9,104円、アクティブ企業数は417社、平均仕入高は107.7万円、限界利益率は24.1%となっている。

 2023年6月期の業績は、売上高が前期比44.9%増の30.0億円、経常損失が1.7億円の見通しとなっている。ユーザー体験の改善を図るためのシステム及びアプリへの開発投資や、業容拡大に耐えうる強固な事業基盤の構築・新規事業への拡大のための積極的な人材登用、また、SNSを利用した広告宣伝活動への投資を継続的に行っている。

 これらの施策により、2023年6月期第3四半期会計期間末(2023年3月31日)の累計会員数は、前事業年度末の36万2587名から46万2879名に増加し、月間UUは、前事業年度末の2万719名から2万4622名に増加した。また、同社に商品を納品する累計パートナー企業数は、前事業年度末の1054社から1319社に増加し、より魅力的な商品ラインナップへの拡充が図られている。

 公開規模は約20億円でやや荷もたれ感がある。6/30は3社同日上場予定となっていることから、現時点では需給面を懸念する投資家も多いだろう。

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[データ提供・銘柄分析]フィスコ 

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IPO[主幹事]の多いおすすめ証券会社

◆SMBC日興証券
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2023 2022 2021
19社
52社
24社
47社
26社
80社
10%:1人1票の平等抽選
最大5%:「ステージ別抽選」
※1
345万
【ポイント】
大手証券の中でもIPOに力を入れており、例年、主幹事数・取り扱い銘柄数ともに全証券会社中でトップクラス! また、国内五大証券会社のひとつだけあり「日本郵政グループ3社」や「JR九州」「ソフトバンク」などの超大型IPOでは、主幹事証券の1社として名を連ねることも多い。10%分の同率抽選では、1人1単元しか申し込めないので資金量に関係なく誰でも同じ当選確率となっているのがメリット。さらに、2019年2月からは、預かり資産などによって当選確率が変わる「ステージ別抽選」がスタート。平等抽選に外れた人を対象にした追加抽選で、最高ランクの「プラチナ」だと1人25票が割り当てられて当選確率が大幅にアップする。
※1 預かり資産残高などによって決まる「ステージ」ごとに、別途抽選票数が割り当てられる。
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SMBC日興証券の公式サイトはこちら
◆SBI証券
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2023 2022 2021
21社
91社
13社
89社
21社
122社
60%:1単元1票の平等抽選
30%:「IPOチャレンジポイント」順に配分
10%:知識・経験・資力と取引状況を踏まえて配分
1245万
【ポイント】
ネット証券にもかかわらず、主幹事数、取扱銘柄数ともに大手証券会社に引けをとらない実績を誇る。特に取扱銘柄数がダントツで、2023年は全96社中91社と約95%のIPO銘柄を取り扱った。つまり、SBI証券の口座さえ持っていれば、ほとんどのIPO銘柄に申し込めると考えていいだろう。個人投資家への配分の100%がネット投資家へ配分されるのも魅力。1単元1票の抽選なので、多くの単元を申し込むほど当選確率は高くなる当選確率がアップする「IPOチャレンジポイント」が、資金量・取引量と関係なく、IPOに申し込み続ければ誰にでも貯められるのもメリットだ。また、スマートフォン専用サイトでIPOの申し込みや情報確認ができるのも便利。
※SBIネオトレード証券、FOLIOの口座数を含んだSBIグループ全体の口座数。
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※ 主幹事数、取扱銘柄数はREITを除く。口座数は2023年12月末時点。
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