20代からモデルとして成功し、その後も長距離走や野菜ソムリエなど、次々と新しい自分を発見し、新しい自分を構築していく長谷川理恵。彼女の変化と成長を支えたのは年間300冊を読破する朝の読書の習慣だった。第1回は、単なるタレント本ではなく彼女の生き方本とも言える『朝リーディング』(ダイヤモンド社)の出版のいきさつ、そして多くの人の読書観を変えそうな有益な中身についての独占インタビュー。今回は前回の中編に続いて、東京・丸善丸の内本店で行われた本田直之氏とのトークショーの最終章・後編の模様を再録する。(構成/森 綾)

稲盛和夫さんの語り口に、
癒される。

Photo by Takahiro Kohara

本田 中村天風さんの本以外で、何かものすごく印象に残ってる本は?

長谷川 稲盛和夫さんは好きですね。

本田 (会場からどよめき。それを受けて)すごいでしょ(笑)。経営者本。

長谷川 バイブルです。ベットサイドのテーブルにあります。…本田さん、笑いすぎです(笑)。 あの方の本はすごく癒されますし。

本田 癒される。

長谷川 そうなんですよ。

本田 稲盛さんに癒される?

長谷川 あの語り口調が、とても優しいんです。

本田 確かにね。

長谷川 穏やかだし。すごくピースな感じがします。

本田 ピースな感じ(笑)。