承認欲求を利用して
メールで心地よい関係をつくろう
人は誰しも「相手に認めてほしい」という承認欲求を持っています。ですから、「〇〇なら嬉しい」というメッセージには、応えたくなるもの。
仕事で忙しいカップルがケンカするときに飛び出すであろう、男性にとってやっかいな質問である「あなたは私のことが大事じゃないの?」「私と仕事、どちらを取るの?」でさえ、Iを主語にすればいいのです。
「あなたは私のことが大事じゃないの?」
→「(私は)私のことを大事にしてほしいな」
「私と仕事、どちらを取るの?」
→「仕事が大事なのはわかる。でも(私は)私のことも大事にしてほしい」
伝えたい内容は同じなのに、前者ではわからずやの詰問で面倒に、後者はかわいくて大事にしたい気持ちになるという恐ろしいレトリックです。「I」を主語にして本音を伝えれば人生は生きやすくなります!
男性も、
「おまえのそういうところが嫌いだ」
ではなく、
「(俺は)おまえのそういう点を直してくれたら嬉しいな」
とすればいいのです。
ほかにも、
「(おまえ)この服を着ろよ」
ではなく、
「(俺は)この服がおまえに似合うと思う」
としたほうが、願望は通りやすくなります。
相手に注意をするときも、
「どうしてそんなことをするんだ?」
ではなく、
「俺はおまえを応援しているからしてほしくないな。仕事ができるのにもったいないよ」
と言い換えれば、聞くほうも素直に受け止められます。
カップルの間だけでなく、あらゆる人間関係で使える、主語が私の「Iメッセージ」、ぜひ使ってみてください。
ワンポイント・レッスン
主語を「あなた」から「私」に変えるだけで、
本音を伝えやすくなり、願望が通りやすくなる。