皆さんも日頃、LINEやFacebook、メールなどを通じてコミュニケーションをとっていると思いますが、「だから何?」と回答に困るメッセージを受けたことはありませんか?本人に悪気のないのはわかっていても、返信に困ります。皆さんもしらずしらずにやっているかもしれません。『モテるメール術』から、意外にやってしまいがちなメールの改善方法を紹介します。

伝え方によって明暗を分ける質問の仕方とは?

 思ったことをそのままメールで書いてしまうこと、ありませんか?でも、安易なつぶやきメールは自分の首をしめかねません。メールをもらった方がどんな気持ちになるか、ここで見てみましょう。

「今日も寒いね」
「満員電車、大変だよ」
「給料前は金欠でキツいよ」
「最近、うちのワンちゃん調子が悪いの」

 まだ好意がわいていない段階で、異性からこんなメールが来たとしても、「だから何?」と思うのが正直な反応です。

メールは独り言ではありません。相手がいるから成立するものです。

 返事に困るようなメールばかり送っていては、この人は「危険人物」というレッテルが貼られてしまうおそれがあります。

「仲良くなりたい」と接触回数を増やすためにメールをしているはずが、かえって敬遠される結果を招いたのでは本末転倒です。相手に「だから何?」「答えにくいな」と感じさせるメールになっていないか、送信前に読み返してくださいね。

相手にメリットがあるようにアピールすれば
返信率はグンと上がる!

 相手に質問した後に、驚異的に返信をもらえる秘策を教えます。本書では、質問するときには、自分の意見を入れてとお伝えしていますが、さらに確度が高くなる方法です。

 方法は、メールの文中に、「相手にとってのメリット」と「質問の意図のダメ押し」を入れるだけです。

 これを「メリット質問法」と言います。女性は現金な点があります。質問に答えれば、自分が好きそうなおいしいものを食べられそうだとか、ご馳走してもらえそうな雰囲気をメールから読み取れれば、返信率は驚異的に上がります。やり方ですが、

「自分が知りたいことをいきなり質問しない」
「なぜこの質問をするのか理由を入れる」
「この質問に答えると相手にとってどんなメリットがあるかを伝える」

 以上3点です。

 具体的には、こうです。

×「花火大会行かない?」
〇「友だちのマンションのベランダから花火大会が見られるんだって。今度グループで集まるんだけど、一緒に行かない?」

「理由」と受け入れたときの「メリット」がハッキリ伝わると、女性が変に警戒することなく返事をすることができます。事前に入れられる情報を伝えれば、信頼感はさらに増します。

 同じように、
「コンサート行かない?」
 よりも、
「完売のコンサートのチケットをもらったんだ、一緒に行かない?」
 のほうがベター。

 相手の返事が「いいね!」だった場合は、さらに「メリット質問法」でダメ押し!

「映画の後に、〇〇ちゃんが前に話してくれたスイーツを食べに行こうよ?」
と、さらに誘いかけます。

 相手の態度があいまいだった場合には、相手が望む方向に微調整していけば、OKに近づけます。「メリット+質問」を繰り返して、相手からYESを勝ち取るまで粘り強く交渉しましょう。

 ちなみに、相手の喜びそうなことを先にリサーチしておくと、成功確率はアップします。親しくなるまで跳び越えなければならないハードルは多いですが、頑張りましょう!

ワンポイント・レッスン

「だから何?」と感じさせるメールはやめて、
メリットと質問の意図をたっぷり入れて聞いてみよう!