自分で良かれと思ってやっていることでも、相手にとって負担に感じることはよくあります。それで既読スルーを招いてしまうのであれば改善すべきです。新刊『モテるメール術』から、相手が答えやすいメールの書き方をお伝えします。
長いメールは丁寧という勘違いをやめよう。
返信するのが面倒になってしまうだけ
長いメール=「丁寧メール」と勘違いしていませんか?
相手への気持ちがいっぱいだと、ついついメールが長くなってしまうことってありますよね。でも、相手も毎日忙しいので、極力負担にならないよう心がけましょう!
長い文章には、長い返事をしなければならないという心理が働きます。値段の高いプレゼントをもらったら、それと同じレベルのプレゼントを返さないと、と考えたことがある人ならわかると思います。
これは「好意の返報性」と呼ばれていて、人は好意を向けられると、それを返したくなるという習性があります。
相手への好意がいっぱいで、長いメールになってしまう気持ちはわかります。でも、相手がやりとりする対象はあなたひとりだけではありません。
仕事関係や友人へ「要返信」のメールを毎日のようにたくさん抱えています。あなたから来た長いメールに対し、長いメールで返したい思いはあっても、まだ関係ができてない場合は、長いメールを返すのが面倒くさくなることもあります。
返信が短いと手抜きしたようで、あなたへ申し訳が立たないと相手に感じさせてしまうようであれば、それは負担でしかありません。
メールはわかりやすく、ほどよく短くで
脱・時間泥棒になろう!
好きな相手にこんなメールを送っていませんか?
「〇〇さんって、△△料理が好きって言ってたよね。今度行けるかな?でも忙しいか……。ディナーは難しいと思うけれど、ランチなら行けそうかな?どう?」
長いし、何が言いたいかわかりにくいです!相手の状況を考えた思いやりに満ちたメールとは受け取られません。短くわかりやすく書きましょう。まどろっこしいメールを送ると、相手にも長いメールを書かせる羽目になり、時間がかかって仕方がありません。
もちろん相手がどんな人かわかるようになるまでは、ある程度の丁寧さを示すのは礼儀です。でも、言葉のキャッチボールが始まったらテンポよく短いメールを投げあいましょう。
「そうだったんだ!それって〇〇だよね。僕は知らなかったんだけど、どうやって、それを知ったの?雑誌とかテレビ?それとも本だったり?すごいこと知ってるよね」
→「なるほど!」
「わあ、僕なんかが誘ってもいいのかわからないけど、たまには、電話やメールや会うのなんかもできたら嬉しいな。あっ、無理だったら気にしないでいいし」
→「大丈夫なら、連絡してもいいかな?」
「本当に?とても嬉しい。楽しみ!〇〇ちゃんってすごく優しいよね。僕がこういうのが好きなのをわかるセンスって最高かも!僕こういうの好きなんだ」
→「(スタンプ)+(短めのひと言)。こういうの好きなんだ!」
本心を隠すために文章を長くすると、情報がバラけてしまい、結局相手に伝わりにくくなってしまうのです。余計な情報は省きましょう。
相手が答えやすい状況を用意すれば、YESを引き出しやすくなります。
ワンポイントレッスン
長いメールは丁寧ではない。
短くして言い換えてみよう。