治療が必要なのはどんな人?

 それはリスク(重症になる危険性やその条件のこと)がある人です。ここで言うリスクとは何でしょうか?

 高齢者、ガン患者、身体の抵抗力が弱っている状態、呼吸に関係する問題がある方などです。

 日頃から自分の持病についてよく知っておく必要があります。これらの項目に該当がなければ検査も治療も必要ありません。

鼻に綿棒グリグリ…

 ちなみにインフルエンザの検査は結構辛い検査だと思います。鼻の奥深くまで長い綿棒を突っ込まれてグリグリ…。痛いし、咳き込むし…。安心してください。もし、鼻水が出るのであればその場で鼻をかみ、ティッシュに付着した鼻水でも検査は可能です。この方がはるかに苦痛は少ないでしょう。

高熱でフラフラ~、寒い中わざわざ病院へ…

「勤務先から提出するように言われたので…」と言って診断書や病欠の為の証明書などを求められることがあります。しかし、熱が出て辛い時にわざわざ書類のために病院を受診することが必要でしょうか?会社という組織の中でのルールだというのは理解できますが、明らかに医学的には治療として逆のことを患者に強いていることになります。できるだけ早く帰宅させ、栄養、水分を摂り、休養させなければいけません。

 企業の担当者としては、社内への感染拡大を懸念されるのでしょうが、高熱が出るなどインフルエンザの可能性があれば、受診を強制するのではなく、その旨を報告してもらい、結果的にインフルエンザでなかったにしても1週間程度はゆっくり休んでもらうしかありません。インフルエンザに罹患した社員が、「俺は5日間休んだから大丈夫」といって出勤したら、周辺の方がインフルエンザになった、なんていう経験もあるかもしれませんが、検査そのものが完璧ではありません。