上野の「西郷像」に
秘められた2万5000人の愛情

 上野にある西郷の像は、政府が建てたものではありません。
 実は、この像が立った要因は、「大地の二黒」としての西郷の人柄があってこそなのです。
 この費用の多くは、江戸や全国の市民ら約2万5000人の寄付によって賄われています。

 なぜ、こんなにも多くの人が寄付をしてまで、西郷の像を立てたのか?
 もうおわかりですね?
 それは、西郷が「大地の二黒」として、無償の愛で、人々のために動いてきたからです。その心意気に、人々は惚れ込み、西郷を愛したのです。その愛の結晶こそが、この像なのです。

「大地の二黒」としての気質をフルに発揮していなければ、この像はいま上野に存在していないかもしれません。
 まさに、「西郷隆盛」という人間性そのものを示した、偉大な象徴なのです。

 今回では目立ったものしかお話しできませんでしたが、他にも、西郷の「大地の二黒」を象徴するエピソードはたくさんあります。

 本書で「大地の二黒」の特徴をしっかり押さえつつ、今年のNHK大河ドラマ「西郷どん」を見ると、その人間性の裏側と本質がハッキリわかり、面白さが2倍にも3倍にもなるはずです。ぜひ試してみてくださいね!