おじさんの実感は「仲里依紗」が教えてくれた
さて、2月2日に『地球に残された時間』が配本となりました。書店さんに置いていただいているのを見るとやはり特別な想いがあります。お近くの書店で見かけた方は、ぜひパラパラとめくってみてください。
今週は、同じく2月2日配本となりました、O川副編集長担当の『震災死』をご紹介。刺激的なタイトルですが、いたずらに危機感を助長するような内容ではなく、高品質の検証ルポとして読むことができます。
「はじめに」で「情緒的で心情的、感覚的な世論は数か月で冷めた」と書かれていることが印象的です。
自分自身のことを振り返ってみても、震災に対する当時の恐怖感や危機意識が徐々に薄れていると感じ、震災前それほど変わらない日常生活を送っています。忘れるには早すぎる、と思いながらも。
美談でもなく、悲観的でもなく、事実をベースに書き起こされたエピソードを読んで、考えさせられることが多々ありました。『河北新報のいちばん長い日』(文藝春秋)と一緒に、是非手に取ってみてください。
最後に、『自分のアタマで考えよう』の著者ちきりんさんが、なんと先週の『FRIDAY』に掲載されました! 編集担当のY田に見せてもらいましたが、とても面白い記事ですので、ご一読ください。
ちなみに、その週のスクープは「浅野忠信 仲里依紗 抱擁&キス!の大阪デート」。「仲 里依紗」を「仲里 依紗」と読んでしまったY田(34歳 ♂)を見て、第2編集部が残念感に包まれたことをご報告して終わりたいと思います。
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今週の気づきと来週以降のテーマ
・目標をともにした仲間の絆は深い
・でももう受験はしたくない
・「忽那汐里」は読めるのだろうか
(本連載は毎週水曜日更新です。『河北新報のいちばん長い日』、ちょうど読了したところでした。離れてしまった地元に対し、何もできていない無力感が改めて襲って来ました。同時に、会社に対しても同様の無力感を感じています。)