ここにあるのは知識の差です。
正しい知識で投資を行えば、誰でもある程度は資産を増やせるはずなのに、「知識がない」せいでそもそも市場に参加しなかったり、誤った行動をとってしまう。
何もしなくても2000万円が4000万円になる年利9.5%の預け先があったのに、「知識がない」せいで年利1%にも満たない定期預金に放置してしまう――。

アメリカでも日本でも、起きていることはさほど変わりないのです。
ではそのための「知識」とは一体、何なのか?
明日からはいよいよ本論に入っていきます。どうかお楽しみに!

【執筆者紹介】
岩崎淳子(いわさき・じゅんこ)

ファイナンシャル・プランナー/米国公認会計士/パーソナル・ファイナンシャル・スペシャリスト(CPA/PFS)/Smart & Responsible代表。上智大学ドイツ語学科を卒業後、NTTに入社。米パデュー大学大学院 経営科学修士。ガートナーなど外資系IT企業にて、マーケティング戦略やアナリスト業務を経験したのち、2000年、夫の転職を機に米バージニア州に移住し、2歳児の子育てと家事を担当する専業主婦へと転身。大学で工学を教える夫が、家計に関わる余裕がなかったことから、自身の役割を「一家を支えるCFO」と再定義。仕事で培ったリサーチ・分析の能力を武器にしながら、独学でCPAとPFSの資格を取得。2011年、自身の苦労した体験に基づき、個人向けファイナンシャル・プラニングを行う「Smart & Responsible」を立ち上げ。主婦と専門家の2つの視点から、効率的な家計システム構築のヒントをアドバイスしている。現在、米カリフォルニア州在住。聖書をこよなく愛するクリスチャン。初の著書『お金が勝手に貯まってしまう 最高の家計』を出版。