結婚生活を続けたい気持ちがあるなら
6つの“決断”に立ち返れ!

 読者の中にはキリスト教の結婚式で互いにこう誓いあった人もいるだろう。

「病める時も、健やかなる時も、富める時も、貧しき時も、 夫(妻)として愛し、敬い、 慈しむことを誓います」

 ところが長い年月を重ねる間に「誓い」を忘れて、脳裏に「別れ」がよぎることもある。

 人はたぶん、ギブ&テイクのバランスで成り立っていて、どちらかといえば伴侶には特にテイクを求め過ぎる生き物なのかもしれない。

 最後にビサイドチャーチ東京の波多康牧師に聞いた結婚への話をお伝えして、本記事を終えるとしよう。

 人は自然体では愛を発することができない存在である。だからこそ、結婚生活を続けるに当たり、次の6つの“決断”が必要なのだ。

(1)受けるよりも与える決断
(2)理解する決断
(3)尊敬する決断
(4)受け止める決断
(5)相手を喜び、感謝することの決断
(6)謝る勇気を持つこと、謝ることの決断

(1)は性生活も含め、奪い合うのではなく「与える」という行為に彩られる時に愛が育つということである。
(2)~(4)に出て来る理解・尊敬・受け止めるの反対語は、順に誤解・軽蔑・無視である。それは時に人の生きる力を奪い、人はその愛を感じなくなった時に生きる力を失う。
(5)の喜びや感謝は「あなたがいてくれて嬉しい」という意味で「ありがとう」という言葉で表現でき、それは「愛している」と同義語である。
(6)の謝る勇気は単純、素直に「ごめんね」と謝るだけである。

 時々は夫婦それぞれが「己の『ギブ』は足りているか?」を確認することが「定年前夜クライシス」の予防法といえるのではないかと思う。

※本稿は実際の事例に基づいて構成していますが、プライバシー保護のため社名や個人名は全て仮名とし、一部に脚色を施しています。ご了承ください。

(鳥居りんこ)