インタビュー場所のカフェに現れたのは、新著『LIFE IS BEAUTY~美しく幸せに生きるための逆算思考』(集英社)の表紙のお姿そのままの、凜とした美しさを解き放つヘア&メイクアップアーティストの藤原美智子さん(60)。そのスタイルと美しさのベースには、ストイックでありながらもそれ自体を楽しんでいるようなライフスタイルがありました。
そんな藤原さんも、20代の頃は「疲れた分だけ、食べる!飲む!」の繰り返し。夜は友達とご飯を食べに行くのが最高のストレス発散で、今振り返っても、20代はそうして好きにしていてよかった、と振り返ります。「食や体に目を向けるようになったのは42歳から」というお話を聞くと、年齢に関係なく、体をいたわろうと思うようになった瞬間からの日々の積み重ねこそが大事なのだと思わされます。
ラ・ドンナ主宰、ヘア・メイクアップアーティスト/ライフスタイルデザイナー/ MICHIKO.LIFE プロデューサー
多くの雑誌や広告撮影のヘアメイク、執筆、化粧品関連のアドバイザー、講演、TV出演等で幅広く活躍している。栄養コンサルタントの資格を有し、食や健康、装い、暮らし、生き方などを提案。2017月5月からライフスタイル全般を扱うブランド「MICHIKO.LIFE」を展開。近著『LIFE IS BEAUTY~美しく幸せに生きるための逆算思考』(2018.09 集英社)、『新しい口紅は寝る前に試す』(講談社)、『美の宿るところ』(幻冬舎)、他、著書多数。
instagram@michiko.life
MICHIKO.LIFE
禁酒を1年3ヵ月以上継続中
続ける方法と禁酒のメリットとは?
「疲れてきたな、と思った時がライフスタイルの変え時。そういうことに敏感でないとね」
藤原さんにとっての変え時は、鍼灸師の方に内臓の冷えを指摘された42歳の時でした。「今はよくても、このままの生活を続けていると不調が出てくるわよ」と言われた時に「そういえば、風邪もよくひく…」と思い当たることもあって、飲み物はすべて常温、もしくはあたたかいものに変えたそうです。
「最初はつらいの、嫌なの。でも、なんでも10日がポイントなの。10日もすれば慣れるのよ」
今回のインタビューで藤原さんから教えていただいたのは、目標に向けて“継続するコツ”、そして“時間の作り方”です。
例えば、ビジネスパーソンの暴飲暴食や体重増加の一因でもあるお酒。みなさんも、何かしらの理由で禁酒を考えたことが一度はあるのではないでしょうか。でも、そう簡単にできることではありませんよね。二日酔いのまま朝を迎えた日だって、夜には笑いながらお酒を飲んでいたこともあるはず。どうしたら、禁酒を継続できるのでしょうか。