アップルは製品別の販売台数の発表をやめることで、悪いニュースを目立たなくするのではなく良いニュースを隠すことになる。一見したところ、最近の販売台数は素晴らしいとは言えない。iPhone(アイフォーン)とMac(マック)の販売台数は3年前にピークをつけたし、iPad(アイパッド)に至ってはそれ以前に頭打ちしていた。2018年9月期には、iPhone、iPad、Mac合わせた販売台数が2億7950万台と、前年度から横ばいとなり、15年度の3億0670万台から減少した。大半の家電メーカーと違い、アップルはデバイス発売後も長期間にわたってアプリやコンテンツ、広告、そして修理サービスのApple Care(アップルケア)などから収入を得ている。その貢献度は大幅に上昇した。18年9月期には、デバイス1台当たりのサービス収入が約124ドルと、デバイス出荷台数がピークをつけた15年9月期の2倍近くに増加した。
アップルは今もハードウエア会社
製品別の販売台数の発表をやめると、良いニュースを隠すことになる
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