炭酸飲料を抜いて米国で最も消費量が多い飲み物となったプラスチックボトル入りの飲料水が今、危機に直面している。使い捨てプラスチックに対する消費者の反発や政府の新規制、動物園やデパートなどでの販売禁止を受けて、ペットボトル入り飲料水の主要メーカーが代替容器探しに奔走している。エビアンは今年、2025年までに全てのペットボトルを再生プラスチック製にすると発表した。現在は再生プラスチック製ボトルの割合は3割で、業界の中でも相当思い切った目標だ。親会社ダノンの幹部は再生プラスチックへの切り替えで市場シェアを回復し、ストローなどのメーカーを圧迫する反プラスチック派の支持を得たい考えだ。
ペットボトル飲料水に迫る危機、代替容器を探せ
使い捨てプラスチックに対する消費者の反発を受け、各企業は代替容器探しに奔走している
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