米たばこ大手アルトリア・グループは、電子たばこの新興企業ジュール・ラブズの株式35%を約380億ドル(約4兆2600億円)で取得することで合意に近づいている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。ジュールはこの出資によって、非上場企業として有数規模の評価額になる見通し。早ければ今週中にも、128億ドルの投資が発表される可能性がある。ジュールの評価額はわずか数カ月前から倍余りに膨らむことになる。こうした動きは、ジュールの急速な成長や、市場が縮小しているたばこ事業以外の分野にアルトリアが成長を求めていることを示している。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は先月、両社の協議について報じていた。