50歳過ぎてからの筋トレ・ジョギング・ダイエットが危険である理由ジムなどでトレーニングする場合、ストレッチの時間が意外と短く、すぐに筋トレマシンに行ってしまう。筋トレもバランスよく行わないと、かえって筋肉を痛めたり、関節に過負荷がかかってしまい、致命的なダメージを受ける場合が少なくない(写真はイメージです) Photo:PIXTA

私が戦国武将のような
座り方になった理由

 最近、私の身の回りで特に多くなったのが腰痛を訴える友人たちです。年齢が高くなると足腰の衰えが顕著になるようですし、寒いと筋肉が硬くなりがちなので、そうした症状に拍車をかけるのでしょう。腰だけでなく、人により、特に冬場は身体に様々な不調を訴えるようになります。皆さんもそうした悩みがあるのではないでしょうか。

 今回は、そうした自分たちの身体について思うことを述べてみたいと思います。

 友人たちを見ていてもそうなのですが、身体にいいことといえば、(1)筋力トレーニングや短距離走、(2)水泳やジョギングなどの有酸素運動、そして(3)ダイエットというのが三種の神器です。

 私もそうでした。もちろん、三種の神器を否定するつもりはありませんが、私たちのような年齢になると、一見体に良いはずの行為が、ともすれば危険であると最近学びました。

 過度なダイエットの危険性はよく指摘されるようになりましたが、とりわけ私たちのような年齢になると、栄養バランスの崩れが致命的になるというリスクを否めません。

 筋力トレーニングもバランスよく行わないと、かえって筋肉を痛めたり、関節に過負荷がかかってしまい、致命的なダメージを受けたりする場合が少なくありません。