もしかしてうちの子も…特殊能力を持つ「GWL犬」ってどんな犬?写真はイメージです Photo:PIXTA

一部の犬は立ち聞きから
物の名前を学習する

 犬のしつけの基本の一つは、「おすわり」「ふせ」「待て」などの特定の言葉を理解し、それに反応できるように教えることだ。しかし、とりわけ賢い一部の犬は、人間同士の会話に「聞き耳を立てて」学習できることが、新たな研究で明らかにされた。

 こうした犬は、「Gifted Word Learners(GWL;語彙学習能力に優れた犬)」と呼ばれている。エトヴェシュ・ロラーンド大学(ハンガリー)のShany Dror氏らによるこの研究結果は、「Science」に1月8日掲載された。

 研究グループによると、これらの犬が単語を学習する能力は、生後1歳半前後の幼児が他の人の会話を聞いて新しい言葉を覚える能力とよく似ているという。

 Dror氏は、「われわれの研究結果は、立ち聞きした話から単語を学ぶことを可能にする社会的・認知的プロセスが、人間に特有のものではないことを示している。適切な条件下では、一部の犬は幼児と似た行動を示すのだ」と述べている。

 この研究では、GWLに該当する10匹の犬を対象に、2つの状況で実験が行われた。

 1つ目の状況では、飼い主が犬に新しいおもちゃを見せ、犬と1分間やり取りをしながらそのおもちゃの名前を提示した。その後は、名前を言わずに3分間遊んでから、犬に自由に遊ばせた(20分未満)。この手順を1日に2回、休息日を挟みながら合計4日間行った。