シャンプーや洗剤、加工食品の世界的メーカーが、繰り返し使える容器による試験的な商品販売に乗り出す。牛乳配達モデルにならった容器再利用があらためて注目されるのは、プラスチックごみへの懸念の高まりが背景にある。米日用品大手プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)、スイスの食品大手ネスレ、米食品・飲料大手ペプシコ、英蘭系食品・日用品大手ユニリーバをはじめとする25社が今夏、一部の製品をガラス製やスチール製などの容器で販売する予定だ。使用後に返却し、洗浄・詰め替え作業を行うという。高いコストや消費者の固定化した行動を打ち破り、この取り組みが大規模に広がるかどうかを疑問視する向きもある。だがもし成功すれば、使い捨て容器のごみを削減する効果があると企業側は話す。さらに、エコ意識の高い消費者にアピールできるほか、データ収集や消費者のブランド・ロイヤルティの向上に役立つ可能性もある。
詰め替えでプラごみ対策、食品・日用品大手が本腰
P&Gやネスレなど25社、来年には東京でも
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