消費者の節酒志向に乗った勝ち組は、意外なことに世界的なビールメーカーだ。米コカ・コーラやペプシコのような清涼飲料メーカーにとっては悪いニュースである。オランダのハイネケンが13日に発表した2018年通期の決算では、旗艦ブランドがこの10年余りで最も好調だった。ビール販売量は、ノンアルコールビール「ハイネケン0.0」への需要を一助に前年比7.7%増加した。17年夏に発売された同商品の販売量は2桁で増加。意外にも、中核のハイネケン・ブランドの売り上げを侵食するどころか後押ししている。ハイネケンは、「バドワイザー」で知られるベルギーのアンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ)に次ぎ世界2番目の規模を誇るビール会社だ。
「酒離れ」でもビール好調、ハイネケンの武器は
ノンアルコールが急成長、コカ・コーラに脅威
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