出生時の性別は男性だが、自分は女性であるとアスリートが申告することは女子選手をだます行為なのか? テニス界のレジェンド、マルチナ・ナブラチロワ氏はそうだと主張する。「議論を最も基本に戻すならば」と同氏は先週末の英紙サンデー・タイムズのコラムに書きつづった。「男性は女性になることを選択できる。関係するスポーツ団体が義務づけているホルモン注射を受けたうえで、目の前にあるものを全て勝ち取り、恐らく財産をいくらか手にするだろう。その後もし希望すれば、性別を戻して子供を作ることもできる」同氏の結論は率直だった。「これは常軌を逸している。これは不正な行為だ。私はどのような形であれ、トランスジェンダーの女性と喜んで対話する。だがスポーツで対戦するのは望まない。それは公平でないからだ」