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現場力を伸ばす先端IT活用の鉄則

魔法の王国がスマホを変える?!
ディズニー・リサーチの「トゥーチェ」

安間裕
【第11回】 2012年6月6日
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 最後に、実用編。

 歩きながら、音楽を聴いているんですが、左右の指をくっつけたり二の腕を触ったりして、ポケットに入っているスマホを操作して、先送りにしたり、一時停止したりしています。

 その後の実用編は、ちょっと、「惜しい」感じのものが二つ。

 ひとつめは、食事のマナーのお勉強で、手づかみで食べようとしたり、コーンフレークを箸で食べようとするとアラームが鳴り、スプーンだとOK。

 最後に、家に帰ってソファに、浅く座るとTVがついて、横になると、電気が消えます。

 実用編は、もっともっと考える必要はあるでしょうが、ものすごくいろいろな可能性を秘めている技術です。

 このデモ、出演者が「どうみても日本人」だと思って調べたら、やっぱり、東京大学の廣瀬通孝先生(先端ITのユーザーインターフェースの研究で著名な方)のところの研究者で、佐藤宗彦さんという方でした。

 この方がディズニーや隣にあるカーネギーメロン大学の研究者たちと共同で開発した技術です。すごいですね。でも、なぜ、日本じゃなくディズニー(ピッツバーグ)??

 そこが日本の問題かもしれません。

 ちなみに、弊社の技術応用戦略室にいるキシモト君の後輩だということが判明したので、先日、話を聞いてきました。その結果はまた。

 訪問した際に教えていただいたのですが、この「Touché」は、フランス語から来ていて、フェンシングの「一本!!」にあたるのだそうです。フェンシングみたいに「一本指」でつっ突いたところを認識できることから「洒落」でネーミングしたとのこと。なるほどねって感じでした。

 ところで、このディズニー・リサーチのロゴがかっこいいですね。

 ディズニーのロゴは、載せられないので、是非、サイトを訪れてみてください。

 彼らのキャッチ、「The Science Behind of the Magic」。

 「マジックの裏側にある科学」ですって。

 マギー司郎的に解釈すると、ロマンがあるんだかないんだか、微妙な話になってきそうですが、でも、ディズニーおたくの筆者は、なんだか胸がワクワクする言葉です。

 それでは、次回は、Touchéの開発者、佐藤さんを訪問してきた話などを中心に、書いてみたいと思います。

 お楽しみに。

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グローバル経済のなかで地盤沈下の進む日本。再びIT先進国として飛躍するためには、ITをビジネスの武器とする発想が必要だ。ビジネスは現場が肝心。現場の意思決定のスピードアップなど現場力向上に先端ITをどう生かしていけばよいか、IT業界のフロントランナーがわかりやすく解説する。

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