【ワシントン】米連邦準備制度理事会(FRB)は20日まで開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を2.25〜2.5%に据え置くことを決めた。また大半の当局者が、年内の利上げは全く見込んでいないことを示唆した。  FRBはまた、5月からバランスシートの縮小ペースを緩めるとし、米国債については縮小を9月末で停止する考えも示した。  同時に公表された当局者の金利見通しでは、17人中11人が年内の利上げは必要ないと指摘。そうした当局者は昨年12月の2人から大幅に増えた。残る6人は1〜2回の利上げが必要になるとの予想を示した。