【ワシントン】2020年の米大統領選で民主党の候補指名を目指すバーニー・サンダース上院議員は9日、クレジットカードの融資金利を15%に制限する法案を明らかにした。  ただ、法案は共和党が過半数を握る上院では可決される公算は小さく、また金融業界からの強い反発を招くとみられている。だがサンダース氏は今回の法案で、所得格差解消に向けた措置への支持を盛り上げ、多数の候補者が名乗りを上げている民主党予備選で、自らの政策を訴える狙いがあるとみられている。  法案では、クレジットカードなど消費者向けの融資金利の連邦上限を15%とし、各州にはそれを下回る水準に上限を定めることを認める。