米ファストフード大手マクドナルドは、音声認識によるドライブスルーシステムやポテトなどを揚げるフライヤーのロボット化を計画中だ。サービスのスピードを上げるため、メニューや作業の簡素化に取り組む。シカゴ郊外のドライブスルーで、音声認識ソフトウエアをテストしている。レストラン内では、チキンやフィッシュ、ポテトをロボットが揚げている。これらの技術は、顧客の待ち時間短縮を狙ったもの。幹部はここ数年で待ち時間が長くなったと認識している。このほか、一部のハンバーガーの提供を中止するとともに、作業の簡素化に向けてこのほどフランチャイズ各店のメニュー決定権を拡大した。マクドナルドがサービスのスピードアップに取り組む背景には、規模の小さいハンバーガーチェーンとの厳しい競争に直面していることや、全米でファストフード店への来客数が減少していることがある。