トランプ米政権のテロ対策担当トップであるジョー・ケント氏は16日夜、イラン戦争への反対を理由に辞任する意向をホワイトハウスに伝えた。だが政権高官によれば、ホワイトハウスの多くの側近は、ケント氏が政府のレターヘッド(書簡用紙)を使用し、全世界に向けて辞任を公に発表するとは予想していなかった。米政府内だけでなく各国を駆け巡ったケント氏の辞任は、ドナルド・トランプ大統領に最も近い顧問たちの間で混乱を引き起こした。顧問らはすぐにケント氏を批判。政府内における同氏の影響力を最小化し、戦争に対する公然とした懐疑論は容認されないとの暗黙のメッセージを当局者たちに示している。ケント氏による1ページの書簡はXに投稿され、17日夜の時点で7000万回以上表示されている。米政府高官がイラン戦争に公に反対するのは今回が初めて。同氏は、トランプ氏が隠された動機を持つ関係者らにだまされ、戦争に巻き込まれたと主張している。