米連邦取引委員会(FTC)はフェイスブックに対する個人情報取り扱い問題の調査を巡り、今週の採決で約50億ドル(約5400億円)での和解を承認した。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。  関係者によると、FTC委員の採決は党の方針に沿った投票で賛成3票、反対2票となり、過半数を占める共和党の委員が和解案に賛成票を投じた一方、民主党委員はこれに反対した。和解案は司法省の民事局に提出されたが、最終承認までどのくらい掛かるかは不明だという。司法省の審査はFTCの手続きの一環だが、通常その段階でFTCの判断が覆されることはない。