――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  共有オフィス賃貸を手がけるウィーワークなど、はやりの企業がぎっしり詰まったおよそ1000億ドル(約10兆5800億円)規模のビジョン・ファンドは、数字上とはいえ、直近のソフトバンクグループ決算に強力なカンフル剤を打ち込んだ。ソフトバンクが巨大ハイテクファンド第2弾の立ち上げを目指すのも無理はない。  ビジョンファンドの営業利益970億ドルは、デルタ・ファンドの60億ドルとあわせ、4-6月期に前年同期比66%増加した。これにより、ソフトバンクの総営業利益(特別利益除く)は24%伸び、市場予想を上回った。