米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハザウェイは、金融サービス銘柄を1000億ドル(約10兆6000億円)近く保有している。バフェット氏が米国経済の先行きにいかに大きく賭けているかを物語っている。バークシャーが長年にわたり積み上げてきた保有株には銀行、決済会社、保険会社、格付け会社などが含まれている。総合すると、これら保有株はバークシャーの時価総額4810億ドルの5分の1程度に相当する。この割合は2010年末時点の12%から拡大した。金融株は経済全体の動きを反映する指標とみなされる場合が多い。銀行が増配すればバークシャーは恩恵を受け、新たな投資案件に充てるバフェット氏の手元資金が増える。だが今月は金利低下と景気鈍化への懸念が銀行株の重しになっている。
金融株に賭けるバフェット氏、保有比率が拡大
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