広島市の魅力度アップの要因は
「広島カープ」と「オバマ前大統領」

 今回1位になった広島市は、この5年でなぜ魅力度を急上昇させられたのか。魅力度ランキングにおいて、同市は2014年94位、2015年は90位で推移していたが、2016年以降、急速に魅力度の順位を上げている。

「『広島東洋カープ』と『オバマ前大統領の来日』の2つが、魅力度アップの最も大きな要因」と語るのは、同調査を行うブランド総合研究所の田中章雄社長だ。

 実は広島市の魅力度は、カープのセ・リーグでの順位の推移、14年(3位)→15年(4位)→16年(1位)→17年(1位)→18年(1位)に沿う形で伸長しており、セ・リーグで優勝した16年に魅力度ランキングの順位は49位へと急上昇した。

 そして、2016年5月27日に、オバマ前大統領が現職のアメリカ大統領として初めて広島を訪問したことで、翌17年の魅力度ランキングの順位は34位へとアップしている。オバマ前大統領は来日時に核兵器の廃絶を訴え、その様子は海外でも注目を集めた。

「近年では、SDGs(持続可能な開発目標)や環境問題、CSRへの関心が強まっていますが、その中で“平和の象徴”ともいえる広島への注目も高くなっています。オバマ前大統領の来日がきっかけではありますが、外国人観光客が増えているのもそうした影響でしょう」(田中社長)

 広島市の観光意欲度に注目すると、18年のスコアは40.1点と過去最高を更新して20位になっている。14年のスコアである27.5点と比較しても、大きく上昇していることがわかる。