トランプ政権は、2001年9月11日の米同時多発テロに関与したとされるサウジアラビア政府当局者について、重要情報を公表することに同意した。今後、米国とサウジの関係が悪化する可能性がある。同事件の犠牲者の遺族はこれまで情報の公表を強く求めており、最近にもトランプ大統領宛ての書簡で「ついに真実をすべて知り、サウジアラビアから正義を勝ち取る」ことができるよう支援を要請していた。米連邦捜査局(FBI)は「事件の特異な状況を踏まえ」、首謀者とみるサウジ当局者1人の名前を明らかにする方針を示した。ただ、遺族が求めているその他の情報については公表しないとしている。遺族は同時テロをほう助したとしてサウジ政府を相手取って訴えを起こしており、訴訟の一環としてFBIによる調査報告書の開示を求めていた。
同時多発テロほう助容疑のサウジ当局者、米が氏名公表へ
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