石油輸出国機構(OPEC)やロシアはサウジアラビアで週末に起きた石油施設攻撃への対応を巡り、これまでのところ増産を見合わせている。石油施設攻撃を受け、16日には原油価格が急騰。サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコは、打撃を受けた生産の約3分の1の回復を同日中に目指すとしている。サウジは他のOPEC加盟国や非加盟産油国と電話協議を開き、追加生産で対応する必要はないと伝えた。サウジとOPECの関係者が明らかにした。サウジのエネルギー省関係者の間には、他の産油国が過剰に増産し市場シェアが奪われることへの懸念がある。サウジ側は備蓄を取り崩すことで対応すると伝えたという。
OPECやロシア、当面は増産見合わせ サウジ石油施設攻撃受け
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