投資家にとって、ブランド力は過小評価されている。これが1520万ドルを運用しているETF(上場投資信託)、「ブランド・バリューETF」のコンセプトだ。同ETFは2017年6月に立ち上げられ、今年は9月までのリターンがほぼ20%に達する。同ETFは、オンライン・マーケティング会社ブランドメトリーが運営するEQMブランド・バリュー指数に連動している。同指数は、高いブランド力が株価にまだ織り込まれていない企業を特定することを目指すものだ。同指数では認知度や好感度、投資の潜在的可能性、経営陣の見識、ブランドの評判などといった指標に基づいてスコアが決められる。スコアの算出は、コンサルティング会社テネット・パートナーズのコアブランド・アナリティクスというシステムによる分析で行う。