著書累計200万部突破! 「人生100年時代」といわれる今、テレビ、新聞、雑誌で話題沸騰の「きくち体操」入魂の書! 『おしりが上がる驚異のきくち体操』の著者である菊池和子先生(現在85歳)が、50年以上の「きくち体操」の歴史のなかで、のべ100万人以上のおしりを触ってたどり着いた、超・健康の極意をお伝えします。

おしりが上がれば、自然とお腹も凹み、姿勢がよくなります。見た目も若く健康的になり、肩・腰・ひざの痛みも消えて、尿トラブルも解消します。健康寿命も延び、認知症も予防できます。

この連載では、「おしりが上がるきくち体操」の実践方法を、基本から紹介していきます。他の体操とは考え方がまるで違い、動く前に意識を変えていただく必要があるため、体操の前にお伝えしたいお話からゆっくり始めていきます。また、85歳にして驚きの若さをキープする菊池和子先生の意外な習慣などについてもご紹介していきます。

年齢を重ねると体の悩みは尽きません。でも大丈夫、あきらめないでください。痛いところや動かないところがあっても誰でもできる方法で、脳と体をよみがえらせていただきたいと思います。

不調になったとき、どうやって治せばいいか自分でわかるように!Photo: Adobe Stock

第11回から第14回の4回通して、きくち体操を実践している人の体験談をお送りします。

山口京子さん74歳
きくち体操歴24年

幼稚園の先生をしていたので子どもの目線でする作業が多く、慢性的に肩こり・頭痛・腰痛に悩んでいました。そんなとき菊池先生の講演を聞く機会があり、これはいい! きっと私に合うはず!と飛びつきました。それ以後、きくち体操を1回行うごとに、肩こりがなくなるなど、目に見えてよくなっていきました。

退職してからは週2回教室に参加し、本格的に自分の体に気持ちを向けるように。

私は畑仕事やガーデニングが好きで、つい熱中して1日じゅう腰をかがめて作業してしまうこともあるんですが、やりすぎて腰が痛くなったときでも、「今の痛みはこうだからこれくらい動かせばいいな」と、体と相談し、自分で判断して治せるようになったのがすごくうれしいです。これは、菊池先生から、体のすみずみまで理にかなった動き方を教えていただいているおかげです。とくに、おしりの筋肉から意識をはなさないことは、本当に大事だと実感しています。

きくち体操はとにかく継続することが大事。続けないと筋肉は育ちませんから。

不調になったとき、どうやって治せばいいか自分でわかるように!
菊池和子(きくち・かずこ)
1934年生まれ。日本女子体育短期大学卒業。体育教師を経て「きくち体操」を創始。川崎本部のほか、東京、神奈川などの教室、カルチャースクールなどで指導を行う。心と体、脳とのつながりに着目した“いのちの体操”は、性別・年齢を問わず多くの支持を得ており、全国で講演多数。著書に、『指の魔法 奇跡のきくち体操』(集英社インターナショナル)、『はじめての「きくち体操」』(講談社+α新書)、『あぶら身がすっきり取れるきくち体操』(KADOKAWA)、『寝たままできる! 体がよみがえる!! きくち体操』(宝島社)など多数。